マックス・フェルスタッペンは、2016年のトロ・ロッソは、フェラーリ製パワーユニットの恩恵だけで"1秒"は速くなると考えている。昨年までルノー製パワーユニットを搭載していたトロ・ロッソだが、2016年シーズンはエンジンサプライヤーをフェラーリに変更。しかし、契約締結は12月まで遅れ、さらに最新型エンジンではなく2015型エンジンを搭載することもあった。
だが、昨年のフェラーリは、頭ひとつ飛び抜けているメルセデスとのギャップを大きく縮めており、フェラーリは2位でシーズンを終えている。トロ・ロッソの2015年型F1マシンSTR10は、強力な空力パッケージを誇り、開幕当初は姉妹チームのレッドブルよりも強さを発揮していたが、競争力と信頼性に欠けるルノー製エンジンの影響を受けることも多かった。マックス・フェルスタッペンは、新しいエンジン供給に高い期待を膨らませている。「いろいろといい感じだ。もちろん、常にマシンを改善したいと思うものだけど、最初の兆候は有望だ。STR10はすでに高速コーナーにとても強かったので、今年のマシンがもたらすものに期待している」 「たぶん、フェラーリエンジンが最大のステップになるだろうね。かなり期待している。エンジン面で大きなゲインがあれば全てがとてもやりやすくなる」「エンジンパフォーマンスだけで1周につき1秒くらいいけるかもしれない。そうなれば物凄く大きい。直近のライバルよりも大きくステップを果たせると思っている」 トロ・ロッソはFIAから2016年シーズンに1年落ちのエンジンを搭載することを認められている。
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