ジェンソン・バトンは、今季のFIA 世界耐久選手権(WEC)の残りの2レースに参戦しないことを決定。後任としてストフェル・バンドーンがSMPレーシングから参戦することが発表された。すでにジェンソン・バトンは、SUPER GTのテストスケジュールと重なったセブリング1000マイルレースを欠場していたが、婚約者のブリトニー・ウォードが出産を控えていることから、彼女との時間を過ごすことを選択した。
また、WECから撤退するという決定にはトヨタがLMP1を支配していることが理由であることも一因であることを認める。現在のWECでは、トヨタ以外にレースに勝利できるチャンスはほとんどない。「SMPレーシングで走ることは本当に楽しかったし、このチームと一緒に表彰台に上がれて嬉しかった。でも、今はル・マンでの2週間よりも妊娠している婚約者と一緒に家でもっと多くの時間を過ごす必要があると思った」とジェンソン・バトンはコメント。「現在、トヨタは無敵だし、それによって決定はより簡単になった」元々、ジェンソン・バトンの代役には元トロロッソ・ホンダのF1ドライバーであるブレンドン・ハートレーが務めることになっていたが、ハートレーはル・マン24時間レースでトヨタのリザーブドライバーを務め、来期はフェルナンド・アロンソの後任としてトヨタから参戦することが噂されている。それでも今月のスパ・フランコルシャン6時間レースは参戦可能ではあったが、ル・マン24時間レースまでにSMPレーシングで実用的なマイレージを重ねたいというストフェル・バンドーンの要望を受け入れた。ストフェル・バンドーンにとってLMP1カーでの走行は初めての経験となり、SMPレーシングでは、ヴィタリー・ペトロフ、ミカエル・アレシンとともに#11 BRエンジニアリング BR1-AERを走らせる。「SMPレーシングに加入し、スパ・フランコルシャンでのホームレースと伝統的なル・マン24時間でBR1 #11プロトタイムを運転できることをとても嬉しく思う」とストフェル・バンドーンはコメント。「LMP1カーは本当に要求が高いし、そのパフォーマンスはF1にとても近い。それにヴィタリー・ペトロフやミカエル・アレシンのような経験豊富なドライバーと一緒に仕事ができるのも素晴らしいことだ」「目標は、チームのパフォーマンスに貢献し、すべてのドライバーと協力してBR1プロトタイプを開発し、良い印象を与えることだ」2019年 WECスケジュール第7戦 スパ・フランコルシャン6時間レース5月3日(金) ~ 4日(土) | スパ(ベルギー)第8戦 ル・マン24時間レース6月15日(土) ~ 16日(日) | ル・マン(フランス)
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