マクラーレン育成ドライバーであるストフェル・バンドーンは、ホンダが小規模チームにパワーユニットを提供することになれば、自らのF1参戦のチャンスが広がる可能性があると考えている。エンジンサプライヤーとしてF1に復帰するホンダは、今年はマクラーレンのみと提携となるが、2016年シーズン以降は他チームにもパワーユニットを提供する可能性を否定していない。
今シーズン、ストフェル・バンドーンはARTとともにGP2に参戦しながらマクラーレンのテストドライバーも務めるが、フェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンが長期契約を結んでいるとされており、マクラーレンでF1レースシート獲得するには待つ必要がありそうだ。「自分自身を信じているけれど、2016年について知るのは非常に難しい。F1は非常に複雑な世界だからね」と、ストフェル・バンドーンは L'Avenir に語った。「GP2のタイトルはF1のシートを保証するものではない。ただの鍵だ。でも、頭の中でははっきりしている。F1でサードドライバー以上になりたい。ホンダは他チームと提携するかもしれないので、アロンソとバトンが残留した場合、それが解決策になるかもしれない」ストフェル・バンドーンは、ケビン・マグヌッセンのテストドライバー降格が自らの目標に影響を与えることはないと述べており、GP2での成功によってケビン・マグヌッセンを超えることができるかもしれないと考えている。「それによって大きく変わるわけではない。F1チームを助けるため、できるだけ多くの時間をシミュレーターで費やすことになると思うけれど、チームと関わり続けることができるし、フルメンバーで居続けることができる」「マグヌッセンはサードドライバーに降格した。1シーズンドライブしなかったら消えることになり、復帰が非常に困難になることを誰もが知っているので、それが僕のチャンスになるかもしれない。GP2を制したら、勢いをつけられるだろう」