トヨタは、「GR Supra GT4 Concept」をジュネーブモーターショーで世界初公開する。「GR Supra GT4 Concept」は、TOYOTA GAZOO Racing初のグローバルモデル「GR Supra」をベースとしたレーシングスタディモデルの一つとして製作。新型スープラを活用したカスタマーモータースポーツの可能性を検討するため、欧州のモータースポーツ活動拠点であるトヨタモータースポーツ有限会社(Toyota Motorsport GmbH)が開発を担当した。
トヨタがグローバルで推進する「もっといいクルマづくり」の取り組みのもと、モータースポーツを愛する世界中のお客様が気軽にレースを楽しんで頂けること、そしてモータースポーツへの挑戦とそこから得られるフィードバックによりさらにクルマを鍛えることを目指し、TOYOTA GAZOO Racingはカスタマーモータースポーツに、より一層力を入れていく。GT4は欧州や米国でも人気を博しているカスタマーモータースポーツカテゴリーの一つで、市販車に改造を加えたレース仕様車をお客様が購入し、スーパー耐久シリーズやVLN(ニュルブルクリンク耐久シリーズ)など世界中のさまざまなレースに参戦することができる。新型スープラは市販車においても軽量、低重心、高剛性などの性能を有しており、カスタマーモータースポーツのベース車両としても相応しいクルマとなっている。このコンセプトカーは、市販車からさらなる軽量化を図るとともに、ロールケージ、サスペンション、ブレーキ、リアウィングなどのレース専用部品を装着している。世界のモータースポーツシーンで活躍していたスープラは、今後もその伝統を引き継いでいく。今年は、NASCARエクスフィニティ・シリーズに加え、ニュルブルクリンク24時間耐久レース(SP8Tクラスを予定)に参戦。また、2020年にはSUPER GTのGT500クラスにも参戦する計画となっている。 TOYOTA GAZOO Racingは、新型スープラのモータースポーツでの活躍の場をさらに拡大するとともに、そこで得られた知見やノウハウを、「もっといいクルマづくり」に活かしていく。第89回ジュネーブ国際モーターショーはスイス・ジュネーブで3月7日(木)から17日(日)に開催される。
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