トヨタのシャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャーであるパスカル・バセロンは、2009年シーズンがトヨタF1チームにとってペース面で最高の1年だったと語る。トヨタは、2009年シーズンを2005年以来となるチーム最高順位のコンストラクターズ4位で終了。しかし、パスカル・バセロンは、2005年よりタイトだと考えるフィールドでのマシンのスピードに満足していると語る。
「2つの状況は非常に異なる」とバセロンは語る。「2005年はペース面でマクラーレンとルノーという2つのチームが支配していた。我々のマシンは1周につき1.5秒遅かった。今シーズンは大部分のレースでコンマ数秒だった」「何度かレース優勝のチャンスもあった。これまでにはなかったことだ。我々はモナコとモンツァを除けば、すべてのレースでポイントを獲得する可能性があった」「我々は何度も表彰台候補だったし、2〜3戦では優勝候補だった。だからペース面では最高のシーズンだったと思う」だが、バセロンはそれでもチーム初優勝とコンストラクターズ3位という期待には添わなかったと語る。「スパは我のものだったので、本当にフラストレションが溜まったレースだった。ヤルノは最速だったし、我々は勝たなければならなかった」「スパで優勝していたら、我々は実際に両方の目標を達成できていただろう。スパで優勝し、どこかであと2ポイント獲っていたら、十分にマクラーレンとフェラーリの前でコンストラクターズ3位でフィニッシュできたと思う」
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