トヨタは、F1ハンガリーGPの決勝レースで、ティモ・グロックが6位、ヤルノ・トゥルーリが8位だった。昨日の予選で、トップ10入りを惜しくも逃したトゥルーリとグロックだが、レースではアグレッシブな戦いを披露。ティモ・グロックは1回目のピットストップを32周目まで引っ張る戦略が功を奏し、13番手スタートから7つポジションをあげ、6位を手に入れた。
11番グリッドからスタートしたヤルノ・トゥルーリも積極的に攻め、8位入賞を果たした。ティモ・グロック (6位)「決勝を最初から最後まで楽しみ、13番手からスタートして6位でフィニッシュという結果にはとても満足している。今週、良い仕事をしてくれたチーム、特に本当に素晴らしい仕事をしてくれた僕のクルマのクルーに感謝したい。戦略は非常に有効で、クルマも快調だったので、今日は良いレースだった。重い燃料を積んだ最初のスティントでは、スタートで手間取ったが、適切なリズムを見出し、特に第2スティントで、タイムを挽回することができた。クルマはとても調子が良く、タイヤの挙動も安定してパフォーマンスが非常に良かった。今日は予想以上に良い結果となり、またポイントも獲得できて嬉しい」ヤルノ・トゥルーリ (8位)「昨日、僕はあきらめないと話した。今日の結果から分かるように、昨日言ったことを実行し、いくつか順位を上げ、ポイント圏内でフィニッシュできた。決勝の序盤では、クルマはとても力強く、良いペースで走ることができたが、渋滞につかまり、レース展開が少し難しくなった。その後、グリップ不足になり始めたが、ポイント圏内を目指し、果敢に攻め続けた。予選でトップ10入りを逃し残念だった。しかし、再びポイントを取れて満足だし、チームにとっても前向きな結果だ。バレンシアでのヨーロッパGPで上位を狙うことに、もう気持ちを切り替えている」新居章年 (シャシー部門技術コーディネーション担当ディレクター)「2台揃ってポイント獲得でき、ほっとしている。昨日の予選結果と追い越しが難しいコースの特性を考え、ヤルノ、ティモとも第1スティントが長めの2ストップ作戦を取った。2人のドライバー、そしてピットクルーがしっかりとそれに応えてくれ、結果につなげてくれた。次戦バレンシアでのヨーロッパGPには、今回上手くいかなかった部分、そして予選の戦い方をしっかり修正して臨みたい」ジョン・ハウエット (TMG社長)「今日は、チームが非常に努力をしてくれた。特に思い通りにいかなかった予選後の決勝なので、今日の結果は喜ばしいことだ。両ドライバーは、多くのポジションを上げるために、素晴らしい走りを見せ、適切な戦略、ミスのないピットクルーの作業により、追い抜きが非常に難しいコースで、2台揃ってポイントを獲得したことは、チームの励みとなる。予選で決勝同様の好結果を出せなかったのは残念だが、次のレースに向け、懸命に頑張り、2台揃ってのトップ6を狙いたい。8月の初めから2週間、ケルンのファクトリーを休業する。英気を充分養い、昨年トヨタが好結果を出したバレンシアに臨み、今年も好成績を狙いたい」結果:F1ハンガリーGP 決勝:ルイス・ハミルトンが今季初優勝!
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