トヨタは、将来F1を撤退し、ル・マン参戦を検討していると報じられた。2002年にF1に参戦したトヨタは、おそらく単一エンジンの提案に対して最も激怒したF1のマニュファクチャラーである。単一エンジンの見通しは弱まったが、最近、トヨタ・モータースポーツ社長であるジョン・ハウェットは、この動きがF1撤退の「理由になる」と認めている。
トヨタが、2010年以降、F1に代わるものとしてル・マン・スタイルのプロトタイプ・スポーツカー・レーシングへの復帰を検討していることが報じられた。例えば、今年のル・マン24時間レースでは、ユニフォームを着ていないトヨタのエンジニアが10人以上カメラ持参で参加しており、報じられるところによると最近の参戦マシンのサイズを計測していたという。加えて、8月にデトロイトで開催されたアメリカのル・マン・シリーズでは、トヨタの担当者が同シリーズの統括団体ACOの代表者と面会した。トヨタF1チームの代表である山科忠は「ル・マンに復帰したい」と述べている。「最終な決定は予算上のことだ」関連:トヨタ、F1撤退を正式発表 - 2009年11月4日「現在の経済状況では、F1とル・マンを並行して実施する可能性は低い」