トロロッソのF1チーム代表を務めるフランツ・トストは、F1復帰戦でポイントを獲得したダニール・クビアトのパフォーマンスを称賛している。2016年にレッドブルからトロロッソに降格したダニール・クビアトは、その後もスランプから抜け出すことができず、2017年のF1アメリカGPでシートを喪失。レッドブルのプログラムからも外された。
だが、2018年にフェラーリでF1シミュレータードライバーとしての役割を果たし、今季、ルーキーのアレクサンダー・アルボンのパートナーとしてトロロッソのF1ドライバーに再び抜擢された。フランツ・トストは、F1復帰戦となったオーストラリアGPで、レッドブル・ホンダのピエール・ガスリーを抑えて10位入賞を果たしたダニール・クビアトは見事にF1復帰に成功したと語る。「アレックスがオプションタイヤでスタートした一方で、ダニールはプライムタイヤでスタートした。それは正しい決断であることがわかった。戦略でフレキシブルな可能性を我々に与えてくれた」とフランツ・トストは語る。「ダニールは素晴らしいレースを見せ、1ポイントをもたらした。我々は彼が1年間コックピットにいなかったことを忘れてはならない。カムバックを果たして、トップ10での戦いを成し遂げたことは、残りのシーズンに向けた良い兆候だ」また、フランツ・トストは、ポイントは獲得できなかったものの、アレクサンダー・アルボンの初のF1レースも称賛した。「アレックスも素晴らしい仕事をした。今回は彼のF1での初レースであり、ここのようなサーキットは簡単ではない。それでも彼はミスを犯さなかったし、週末を通して多くのことを学んだ。初のレース週末を終え、我々には強力なパッケージがあると感じているし、残りのレースに向けて楽観的に感じている」