トロロッソ・ホンダは、今シーズンで最も多くのパワーユニットコンポーネントの変更を行っているが、スクーデリア・トロ・ロッソのチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズは、ホンダのF1パワーユニットの信頼性は見た目よりも優れていると語る。ブレンドン・ハートレーとピエール・ガスリーは、それぞれ年間3基の制限のあるエンジン、ターボチャージャー、MGU-Hをすでに8基投入しており、2基までの制限であるMGU-K、エネルギーストア、コントロールエレクトロニクスの使用数も超過している。
しかし、ジョナサン・エドルズは、それらの変更の多くは戦略的理由でのものであり、“実際の信頼性は比較的良好”だと語る。「我々が受けたパワーユニットペナルティの数を見れば、非常に高いし、ホンダが優れた信頼性を持っているようには見えないかもしれない。しかし、それらの多くは、例えば予選セッションが良くなった際にパワーユニットを“プール”に入れるためだけに選んだものだ。信頼性は大きな発展を遂げているし、今はパワーも良くなっている」トロロッソ・ホンダは、シーズン第2戦で最初のパワーユニットのパーツ変更を行っており、両方のドライバーがターボチャージャーとMGU-H、ピエール・ガスリーはエンジンも交換した。ジョナサン・エドルズは、ホンダのパワーユニットのパフォーマンスの進歩は嬉し驚きだったと語る。最も最近ではロシアGPで“スペック3”を投入し、日本GPで実戦投入している。「正直、我々が報道で目にしてきたあらゆることを考えれば、シーズンの開始時に彼らがどれくらい優れていたかは驚きだった。彼らはかなり・・・それらは彼らの描いた絵ではなかったが、我々の期待は経験したよりも低かった。だが、彼らはすでにそれなりのレベルにいた」「カナダでスペック2、かなり最近ではスペック3とシーズンを通して2つの本当に大きなアップグレードがあった。特にスペック3は特に予選でのパワー面で本当に大きな改善であり、いくつかのレースでは本当に助けになったし、今後の2レースでも我々を助けてくれるだろう」