トロロッソのチーム代表フランツ・トストは、ダニエル・ティクトゥムが2019年の2つ目のトロロッソ・ホンダのシートの候補ドライバーから除外した。トロロッソ・ホンダは9月29日(土)、2019年にレッドブル・レーシングに昇格するピエール・ガスリーの後任としてダニール・クビアトがチームに復帰することを発表。だが、もうひとつのシートについてはまだ未確定となっている。
レッドブルのジュニアドライバーであるダニエル・ティクトゥム(19歳)は、現在ヨーロッパF3選手権でタイトルを争ってるが、最近ミック・シューマッハに物議を醸すコメントをしており、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナは、ダニエル・トィクトゥムはF1への準備ができていないと語っていた。トロロッソのチーム代表フランス・トストもクリスチャン・ホーナーと同意見のようだ。「彼は才能あるドライバーだが、F1に進むにはまだ時期尚早だと思う」とフランツ・トストはコメント。「彼にはスーパーフォーミュラやF2であと1~2年が必要だ。現在、F1は非常に複雑でとても速い。現在のレギュレーションではF3から直行するのは非常に困難だ」また、ダニエル・ティクトゥムは、F1参戦に必要なスーパーライセンスポイントを満たしていない。フランツ・トストは「スーパーライセンスルールは気に入っている。F1に来るドライバーが必要なスキルと経験を有しているということだからね」と語った。メディアの報道では、2019年のトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトのチームメイト候補としてパスカル・ウェーレインやミック・シューマッハの名前を挙げている。しかし、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ブレンドン・ハートレーがシートを維持する可能性もあると語る。「彼には自分を証明するために残りのシーズンがある。彼はピエール・ガスリーを倒さなければならないし、彼もそれをわかっている。だが、彼をクルマに残すことは最悪の解決策ではない」また、ヘルムート・マルコは、エステバン・オコンが“すべての契約からフリーになる”のであればドライバー候補として検討すると主張しているが、メルセデスのF1チーム代表トト・ヴォルフもオコン自身もメルセデスの支援を受け続けると語っている。