トロ・ロッソは、F1メキシコGPのドライバーとしてブレンドン・ハートレーとピエール・ガスリーを起用することを発表。ダニール・クビアトは再び欠場することが決定した。ここ数戦、トロ・ロッソはドライバーラインナップは安定していない。マレーシアGPと日本GPでは、今シーズン不調が続いていたダニール・クビアトに代えてジュニアドライバーで昨年のGP2チャンピオンのピエール・ガスリーを起用。だが、日本GP後にカルロス・サインツのルノー移籍が決定した。
カルロス・サインツがトロ・ロッソを離れたアメリカGPでは、ダニール・クビアトがコックピットに復帰。だが、ピエール・ガスリーは、日本でタイトルを争っていたスーパーフォーミュラの最終戦に出場することを決定。急遽代役に元レッドブルのジュニアドライバーでポルシェからWECに参戦するブレンドン・ハートレーを抜擢した。ブレンドン・ハートレーは、F1デビュー戦となったアメリカGPでエンジン交換によるグリッドペナルティで後方からのレースを強いられたが、堅実な走りをみせて13位で完走。一方、復帰戦となったダニール・クビアトは10位入賞と結果を残していた。だが、トロ・ロッソは23日(月)、メキシコGPでピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーを起用するとだけ記載した短い声明を発表。その後の2戦で誰がドライバーを務めるかは明記されておらず、ダニール・クビアトの今後についても触れていない。これでトロ・ロッソは、日本ではサインツ&ガスリー、アメリカGPではハートレー&クビアト、メキシコGPではハートレー&ガスリーと3戦連続で異なるランナップを起用することになった。トロ・ロッソは、2018年のドライバー候補としてブレンドン・ハートレーを検討していることを認めており、もう一度ハートレーにチャンスを与えることにしたようだ。また、ピエール・ガスリーをマレーシアGPから起用したのも、2018年のドライバーとして評価していくことを理由に挙げている。ダニール・クビアトに関しては、2016年シーズン途中にレッドブルからトロ・ロッソに降格させられて以降、パフォーマンスを発揮できておらず、シート喪失が報じられてきた。F1で4年目を迎える今年も5ポイントの獲得に留まっている。
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