トロ・ロッソのテクニカルディレクターを務めるジェームス・キーは、新型マシン『STR12』のデザインがメルセデス類似したことにわずかに落胆していると認める。トロ・ロッソは26日(金)にバルセロナで2017年F1マシン『STR12』を発表。全チームで最後に発表された新カラーリングのマシンの突起のないノーズをはじめとするルックスの良さにF1ファンは歓喜している。
トロ・ロッソ STR12は、メルセデス型のフロントサスペンション、サイドポッド、そして、ノーズレイアウトを特徴としている。「他チームが似たようなことをやってきたのを見てちょっと嬉しかったが、その一方で、我々がそのようなことを考えた唯一のチームではなかったことにやや落胆している」とジェームス・キーはメルセデス W08との類似性についてコメント。「実査には多くの異なるコンセプトがある。多様性があるのは非常に明らかだ」ジェームス・キーは、メルセデスとトロ・ロッソとの間の類似性は偶然の一致だと強調した。「メルセデスを見て、『あぁ、我々のフロントサスペンションが付いている』とつぶやいてしまったよ」とジェームス・キーはコメント。「ノーズは似ているし、サイドポッドの前面も似ている。サイドポッドのポディーワークさえ似ている。完全に偶然の一致だ」ジェームス・キーは、ナローなノーズへのスイッチは、それが2017年レギュレーションにとってより良いソリューションだと感じたからだと付け加えた。「様々なオプションを検討した我々のグループによる非常に大きな空力的な決定だ。我々が持っていたものとは異なる方向性だ。過去2年間は我々だけでなく、他チームもそれなりに似ていた」「様々なオプションを検討し、ナローなノーズ、フロントのナローなパイロンスペースは哲学にマッチしている感じたし、クルマにとって正しいと考えた」トロ・ロッソ STR12を発表 / 2017年F1マシン