トロ・ロッソは、セバスチャン・ブエミを2009年シーズンのレースドライバーとして起用することを発表した。スイス人のセバスチャン・ブエミは、冬季テストで数日間トロ・ロッソで走ったあと、シートに座る有力候補とされていた。セバスチャン・ブエミは、レッドブルのジュニア・ドライバー・プログラムの一員で、昨年はGP2に参戦した。
チーム代表のフランツ・トストは「以前からレッドブル・ファミリーの一員だったセバスチャンをチームに迎えることができて喜んでいる」と述べた。「我々のエンジニアは、昨年我々のためにテストしたとき、彼のスピードと、学習して進歩する能力に感心した」「そして、GP2における印象的なパフォーマンスもあり、我々は彼にシートを与えることに納得した。また彼の起用はレッドブル・ジュニア・ドライバー・プログラムの目的を実現し、スクーデリア・トロ・ロッソを下位フォーミュラからサポートしている若手ドライバーのショーケースとして利用するというディートリッヒ・マテシッツの意向にも合致する」セバスチャン・ブエミは、1月下旬にポルトガルのアルガルベ・サーキットで開催されるテストでトロ・ロッソの正式ドライバーとしてデビューする。セバスチャン・ブエミは「もちろん、今年スクーデリア・トロ・ロッソで走ることはとてもうれしい」と述べた。「レーシングを始めたときから、F1ドライバーになることを常に目標にしてきた」「今年、僕は最高の結果を出すために、そして僕に対するレッドブルの信頼が正しいことを証明するために全力を尽くすつもりだ。このチャンスを与え、2005年から僕のキャリアを支援してくれたレッドブルに感謝したい」トロ・ロッソは、セバスチャン・ブエミのチームメイトは時期が来れば発表すると述べた。もうひとつのシートに関しては、セバスチャン・ブルデーと佐藤琢磨が争っていると思われている。