スーパフォーミュラ最終戦の予選が10月29日(日)に鈴鹿サーキットで行われ、リアム・ローソン(TEAM MUGEN)が自身初のPPを獲得。これに太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING) 、野尻智紀(TEAM MUGEN)と続いた。ポイントリーダーの宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)は4番手。その結果、ローソンが3ポイント、野尻が1ポイントを獲得。宮田は103.5ポイントのまま、野尻は98ポイント、ローソンは91.5ポイントとなっている。
予選1位:リアム・ローソン(TEAM MUGEN)「今年を振り返ると非常にいいチームで、いいクルマを用意してくれているが、こうやってポールポジションを獲得するのはなかなか難しかった。昨日からクルマのセッティングもだいぶ変わり、今日はチームが素晴らしいクルマを用意してくれて最高だった。(ポールポジション獲得でさらにポイントをツメましたが?)ギャップはまだ大きいと思っているので、なるべくそのことは考えず、自分が何ができるかしかないと思っている。なので、このレースに関しては、しっかりとレースをフィニッシュすること。そして、戦略としては集中してこのレースに勝つことが非常に重要だと思っている。ほかの選手をコントロールすることはできないし、結果はついてくることだと思うので期待している」予選2位:太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)「今回の予選は結構自信があって、特にQ2のラップは今年のなかでも一番と言っていいほど良かったです。コントロールラインを通過した時に“ポールポジションかな”と思ったら(リアム・ローソン選手の)「15番」が見えたので少し悔しいですけど、フロントロウからレースができるので頑張りたいと思います。(チャンピオン争いをしている選手たちの間からのスタートで、非常にカギを握っていると思いますが?)そうなんですよ、僕が一番カギを握っているので、セットアップよりもフロントタイヤ交換の練習をしようかなと思います(笑)。まあ、それは冗談として、正直イヤです。僕は僕のレースをしたいです。自分のレースをしたいなと思いつつも、やっぱり考えるところはあります。(スタートでチャンピオン争いをしている)3人の前に出られたら気持ちは楽ですし、へんに間に入ると邪魔みたいでイヤなので、スタートを頑張りたいと思います」予選3位:野尻智紀(TEAM MUGEN)「(今日の結果は)2歩ぐらい及んでいないかなと思います。リアム(ローソン)選手が速かったですね。そのタイムは僕たちには見えてなかったというのが正直なところです。あとは決勝をどうするかですね。宮田(莉朋)選手が後ろですし、(ランキング)1-2-3が逆順で決勝のスターティンググリッドになっているので、より激しい決勝レースになるだろうなと思っています。正直、ここまできたら誰がチャンピオンを獲ってもおかしくはないと思うので、難しいですね。捨て身でいくのか、堅実にいくのか……決勝までに考えたいと思います。リアム選手がポールポジションを獲って、僕が予選でポイントを少し積み重ねて、宮田選手がポイントを獲れなかったというシチュエーションが、より(チャンピオン争いを)分からなくさせるなとみなさん思っていらっしゃったと思うんですけど、(まさに)そうなりましたね(笑)。もちろんポールポジションを狙っていたので本意ではないですけど、ただ、こうなった以上はそれをしっかり受け入れて、自分のやれることをやるしかないと。展開次第で、ひとつのポジションを誰かに渡すわけにはいかないし、そういった気持ちがより強く出るレースになるのかなと思っています。難しいですね、今日のレースは。どうなるか分かりません」
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