スーパーアグリは、次週トルコGPが開催されるイスタンブール・パーク・サーキットのパドックヘの入場を拒否された。チーム救済にドイツのヴァイグル・グループが名乗りをあげ、今週ホンダとの重役会議に運命を託すスーパーアグリ。次戦トルコGPへ向けてトランスポーターとモーターホームをトルコへ輸送したが、それらをパドックへ持ち込みセットアップをすることを拒否された。
FIAの説明によるとスーパーアグリが拒否された理由は、ホンダのCEOであるニック・フライが、スーパーアグリがトルコでレースをしないことをF1マネジメントに知らせたからだという。ニック・フライは、ヴァイグル・グループの提案に対し、「ヴァイグルのような規模の会社が、競争力のあるF1チームを支援することは不可能に思える。もちろん、我々の知らない他のパートナーがいれば別だがね。」と懐疑的なコメントをしている。ニック・フライは、スーパーアグリがホンダ・レーシングF1チームのリソースを消費し続けることを望んでいない事実を公言している。彼は、スーパーアグリへのサポートは、当初ホンダが想定していたを超えていると語る。「我々の見解では、ホンダはスーパーアグリに、予定以上のあらゆるサポートをしている。我々は可能な限りの手助けをした。ホンダは、2つのF1チームに資金を提供することは決して意図していない。当初想定していた範囲を超えている。アグリは今、資金を見つけなければならない。」バドックへの入場が許可されていないため、スーパーアグリのトランスポーターとモーターホームは、チームマネジメントからの更なるニュースを待ちながらサーキットの外に駐車されている。マシンは、未だイギリス・ブラックリーにあるホンダのファクトリーにあるとされているが、チーム人員は、すでにレースへ向けて飛び立ちはじめている。