第2戦マレーシアGPの初日フリー走行午後のセッションで、スーパーアグリは、佐藤琢磨が20番手、アンソニ・デビッドソンが21番手だった。19番手のジャンカルロ・フィジケラ(フォースインディア)とは1秒近い差があり、厳しい幕開けとなった。午後のセッションは、開始早々にトロロッソのセバスチャン・ブルデーが、エンジンブローでストップ。またデビッド・クルサード(レッドブル)は午前中に破損したマシンの修理が間に合わず、計20台での走行となった。2人はともに30周近い周回をこなし、佐藤19番手、デビッドソン20番手となった。
佐藤琢磨フリー走行1回目 20番手 1分40秒178回目フリー走行2回目 19番手 1分39秒021「今日はとてもいい金曜日のフリー走行だった。制限された周回数の中でも、予定していたほとんどのことができた。オーバーヒートの問題は少しあったが、周回ごとに問題を解決でき、着実に進歩することができた。また、終盤にはクルマもグリップを増し、いくつかのセットアップを試した。今日はクルマに関してさらに理解を深めることができたので、明日の午前中は、予選に向けてスピード面を強化したい」アンソニー・デビッドソンフリー走行1回目 21番手 1分40秒351フリー走行2回目 20番手 1分39秒361「今日はメルボルンのどのセッションと比べても、はるかに収穫の多い一日だった。クルマの信頼性もあり、2人のドライバーで建設的なタイヤのテストもすることができた。今日のところのクルマのバランスに比較的満足している。新しいエンジニアのリチャードをはじめ、みんな、今日はすばらしい仕事をしてくれたと思う」グラハム・テーラー スポーティングディレクター「今になって、冬のテスト不足が響いてきて、スタート時点では、両ドライバーともにクルマのバランスには特に満足していなかったが、今日は幅広い分析を行った。引き続き、セッティングを詰めていきたい」