2024年F1 スペインGP 決勝のハイライト動画。6月22日(土)にカタルーニャ・サーキットで2024年のF1世界選手権 第10戦 スペイングランプリの決勝レースが行われ、角田裕毅(RB)は見せ場を作ることなく19位でレースを終えた。レースは、4番グリッドからスタートしたジョージ・ラッセルが、1コーナーでマックス・フェルスタッペンとランド・ノリスをアウトサイドから抜き去る素晴らしいパッシングを見せてエキサイティングなグランプリを予感させた。
しかし、3周目にマックス・フェルスタッペンがリードを奪うとそこからは独走。第1スティントで7秒のリードを築くと、最後はランド・ノリスの猛追を受けたが、2秒のリードを保ってチェッカー。今シーズン7勝目、通算61勝目を挙げた。2位はランド・ノリス。ミディアムタイヤでの第2スティントでは、ジョージ・ラッセルとホイール・トゥ・ホイールの激しいバトルを展開した。3位にはルイス・ハミルトンが続き、今季初表彰台を獲得。序盤にはカルロス・サインツJr.とホイールを接触させる激しいバトルをみせた。5位と6位でフィニッシュしたシャルル・ルクレールとカルロス・サインツJr.はオープニングラップで接触を伴う激しいバトル。ルクレールが「チームの指示を無視した」と批判すると、サインツは「ルクレールは文句が多い」とレース後に舌戦を繰り広げることになった。角田裕毅にとっては厳しい週末となった。RBはバルセロナに大規模なアップデートを投入したが、初日にDRSに不具合が発生して新型リアウイングを使えない状況となり、アップグレードパッケージは妥協を強いられた。スタートで順位を上げた角田裕毅だが、ソフト-ミディアム-ハード-ソフトという3ストップ戦略でも状況を打破することはできず、ピットレーンでのスピード違反による5秒ペナルティも重なり、15位でフィニッシュしたダニエル・リカルドの後方の19位でフィニッシュ。「とてもタフなレースでした。マシンをハンドリングするのが難しく、いつものようなフィーリングを得ることができませんでした。なにかがうまくいっていないので、原因を分析してオーストリアではもっと力を発揮できるようになって戻ってきたいと思います」と角田裕毅は語った。
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