F1シンガポールGPの主催者は、プラクティス初日での多数の問題を受け、マリナ・ベイ・サーキットの縁石の改善に一晩かけて取り組んでいる。プラスチック製の縁石がトラックから浮き上がっていたことで、金曜のフリー走行1回目は30分短縮となり、2回目のフリー走行でもさらなる問題が発生した。FIAは土曜日に問題が起こることを避けるために、問題を改善するためにトラックのオフィシャルと取り組んでおり、最終フリー走行までには状況を改善させられると自信をみせている。
現在の計画では、ターン3とターン7の縁石は取り除かれ、ドライバーがトラックサイドを示す白線をまたいで走行できないようにペインされることになっている。ターン14のコーナー入り口の縁石は完全に取り除かれ、ターン10とターン13ではさらなる問題が起こらないように作業が行われる。しかし、FIAは解決策を確実に機能させられるように柔軟なアプローチをとり、チーム側にはFP3前に最終的な決定が伝えられることになっている。フェルナンド・アロンソは、状況はそれほど懸念ではないと考えており、土曜日への影響はドライバーがトラックをはみ出ることのないようにレーシングラインを修正しなければならないかもしれないということだけだと述べた。「全員にとって同じことだ」とフェルナンド・アロンソはコメント。「もちろん、FP1では少し時間が無駄になったし、決して助けにはならない」「明日は、さらに変更になると思うし、くつかのコーナーでは縁石のいくつかが取り除かれ、いくつかは補修されることになるだろう。明日は再び異なるラインを見つけるか、異なる方法でコーナーを攻めなければならないかもしれないけど、それは全員にとって同じことだ」フェリペ・マッサは以下のように付け加えた。「いくつかのコーナーは問題なかったと思うし、ターン3の出口ほど悪くはなかった。おそらくターン14は縁石がなくてもオーケーだと思うけど、速かったし、外側はとても滑りやすいけどグリップはあるので、明日はさらに速くなるかもしれない」「あるかないかは大きな変化ではない。でも、ターン13の入り口のように戻る場所もあれば、取り除かれる場所もあるかもしれない。縁石は必要ではない。ドライバー全員が縁石があることに同意しているけど、必要とはしていない」「とても遅いコーナーなので問題はない。明日どのように変更されるか見てみるつもりだ。ターン5の出口は取り除かれると思うね」