Netflixは、ミハエル・シューマッハがF1世界選手権で初タイトルを獲得した1994年シーズンに焦点を当てた新作ドキュメンタリー『シューマッハ ’94』を、2026年に世界同時配信すると発表した。7度のF1世界王者を描く大型映像作品としては、2021年公開の『シューマッハ』に続く2作目となる。作品の中心となるのは、F1史の中でも特に波乱と論争に満ちた1994年シーズンだ。
当時25歳だったシューマッハはベネトンで8勝を挙げ、最終戦アデレードでのデイモン・ヒルとの接触という物議を醸す結末の末、わずか1ポイント差で初の世界タイトルを手にした。その一方で、この年はイモラでのアイルトン・セナの事故死というF1史に残る悲劇にも影を落とされ、ドライバーエイド禁止後の不正疑惑や危険なドライビングを巡る議論など、スポーツ全体が大きな転換点を迎えたシーズンでもあった。Netflixが公開した公式あらすじでは、「1994年はF1の歴史における転換点であり、25歳のミハエル・シューマッハがブラジルGPでシーズン初勝利を挙げ、前例のないキャリアの幕を開けた」と位置づけられている。ドキュメンタリーには、妻コリーナ・シューマッハをはじめ、当時シューマッハの近くにいた関係者が登場し、コース上での妥協を許さない闘争心と、プライベートで見せていた繊細で思いやりのある一面の両方が語られるという。「彼らは、サーキットでは妥協なきファイターでありながら、コースを離れれば感受性豊かで共感力のある人物だった彼を振り返る」と、あらすじは付け加えている。監督はクリスティン・フライターグ、制作はレオニーネ・ドキュメンタリーズが担当。Netflixドイツ語圏コンテンツ担当副社長のカティア・ホーフェムは、本作が2026年に向けたドイツ語作品ラインアップ拡充の一環であると説明している。「2026年は、これまでで最も野心的な年になる。ドイツ語のシリーズ、映画、ノンフィクション作品を、かつてない規模と多様性で届ける」とホーフェムは述べた。シューマッハは2013年12月のスキー事故以降、公の場に姿を見せておらず、家族は現在も厳格にプライバシーを守っている。『シューマッハ ’94』も、前作同様、家族や近親者の協力と理解のもとで制作が進められた。現時点で具体的な配信日は明らかにされていないが、Netflixは2026年中に世界中で視聴可能になると確認している。
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