ミハエル・シューマッハの家族は発表した公式声明だけを信頼するよう呼びかけているが、シューマッハの容体について悪い情報を報じるメディアも出てきている。ミハエル・シューマッハがフランスでのスキー事故により昏睡状態となってから1週間が経過した。フランスのLe Journal du Dimanche は、病院関係者のコメントとして、最新のミハエル・シューマッハの脳スキャンの結果が“非常に悪い”ものだったと報道。
2009年にミハエル・シューマッハがバイクで激しいクラッシュを喫した際に治療にあたったヨハネス・ペイル博士は、そのクラッシュで脳の動脈に損傷を負っていたことを明かしている。しかし、ペイル博士はこの古傷が現在のミハエル・シューマッハの回復に影響することはないはずだと述べている。また、ミハエル・シューマッハが“生命の危機を脱した”と述べたフィリップ・ストレイフは、半身に麻痺が残る可能性があるとも述べている。また、脳の両側の出血の様子から言語や運動技能に影響がある可能性があるとも報じられている。このような報道について、2011年2月にラリーで重傷を負ったロバート・クビサは「僕も同じような状況にあったので、彼や彼の家族や友人たちにとって辛い時期にメディアが難しいゲームを仕かけてくることを知っている」とメディアの“取材合戦”に懸念を表明。「彼が回復し、すべてが順調になることを祈っている」ミハエル・シューマッハの家族は、最新の容体については6日以降に記者会見を開くとしている。
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