アンドレアス・ザイドルは、2026年までにザウバーF1チームがアウディの完全支配下に置かれることだけに焦点を追ているわけではない。今年からザウバーが運営するアルファロメオの「チーム代表者(Team Representative)」となったアレッサンドロ・アルンニ・ブラビの主張である。チーム代表者と肩書は、アルファロメオF1が現在、チームプリンシパルを置いていないためである。
アルファロメオは、ヒンウィルに本拠を置くザウバー・グループCEOとして、同じく新任のアンドレアス・ザイドルを迎えた、同時に、アルファロメオF1は2023年型マシンの開発でも苦戦を強いられている。フィンランドのIlta Sanomatは、ヒンウィルで「何かがひどく間違っている」と報じ、元メルセデスF1のドライバーであるバルテリ・ボッタスも今シーズンここまで輝きを失っていると指摘する。そこには、マクラーレンから引き抜かれたアンドレアス・ザイドルは、アウディによる買収と2026年までのフルワークス移行に重きを置いており、今年、チームは目を離してしまったという解釈もある。「いつも言っているように、彼の焦点は我々の将来だけでなく、今年と今のために日々働いている」とチーム代表者のアルンニ・ブラビは主張する。「つまり、並行して進めている作業だ。我々は、これから3年間、強い結果を出したいと思っている。なぜなら、我々は今、未来を作っているからだ。多くの人が考えているように、2026年を待つことはできない。アンドレアスは、その両方に焦点を当てている」同時に、ブラブはザウバーF1チームがアウディとして将来のための土台を築く必要があると語る。「もちろん、目標はある。チームとして成長する必要がある」とブラビは語った。「2026年にアウディが加入し、ワークスチームとなったときのために、体制を整えておく必要がある」「しかし、変化を起こし、改善するためには、その時期を待つわけにはいかない。アンドレアスはとても賢い男で、良い組織を見つけてくれた。我々ちは、どこをどう改善すればいいのか、分析しているところだ」「変更はすでに最初から実施されている」
全文を読む