ザウバーは、F1スペインGP初日のフリー走行で、ペドロ・デ・ラ・ロサが11番手、小林可夢偉は13番手だった。小林可夢偉 (13番手)「今日は満足できる一日でした。僕のクルマにはトラブルもなく、クルマが順調に仕上がっていくことを感じました。この3週間の間に、僕たちが新しい方向性を見つけたのは間違いありません。もちろん明日に向けてさらにセットアップを進めなければいけませんが、解決できないような問題は抱えていません」
ペドロ・デ・ラ・ロサ (11番手)「2回目のセッションは良かったね。メカニックは素晴らしい仕事をしてくれたし、午前中に発生したギアボックストラブルの埋め合わせができた。午後、僕たちは自分たちのプログラムを実施した。1セッションだけだったけど、風洞の結果を確認するには十分だった。僕たちは新しいエアロパッケージとFダクトで進歩を遂げた。これからは全てが正しい方向に進んでいくと思う」ジェームス・キー:テクニカルディレクター「今回、スペインGPに今日テストするためのいくつか新しいパーツを持ち込んだ。そのためにかなり早い段階から走り始めた。残念ながら午前のセッションではペドロのクルマにギヤボックスのトラブルが起き、数周しか走る事ができなかったが、その原因は現在調査中だ。クラッチシステムそのものの問題なのか、それとも制御する側の問題なのかはまだはっきりしていない。一方、可夢偉は予定していたプログラムをうまく消化してくれた。進化させたF-ダクトシステムはうまく機能したので、開発の状況には満足している。また、新しい空力パーツも想定通りの効果を見せたので、好感触を得ている。今日は今後に向けて役に立つクルマのセットアップの方向性もいくつか見つかり、クルマとタイヤを理解するために非常に有益なデータを得る事ができた。クルマのセットアップや空力アップデートなどについて、ふたりのコメントはとてもポジティブなものだった。今日は期待していたどおりのステップアップを確認することができたのでいい一日だったと言える。なかでもロングランのペースはまずまずのものだと思う」 関連:・F1スペインGP フリー走行2回目:セバスチャン・ベッテルがトップタイム・F1スペインGP フリー走行1回目:ルイス・ハミルトンがトップタイム
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