ザウバーのチーム代表モニーシャ・カルテンボーンは、F1において平等な戦いが実現できるように今後も声を上げ続けるつもりだと主張した。ザウバーは、フォース・インディアとともに、F1の収益分配システムや意思決定システムが欧州競争法に違反するものだとして欧州委員会に対し正式に申し立てを行っている。
モニーシャ・カルテンボーンによると、現在はその審査が次の段階へと進むのを待っているところだという。「そうですね。そして、この闘争はこれからも続いていきます」とモニーシャ・カルテンボーンは Blick に述べた。「イギリスのプレミアリーグを見てください。そこでは選手権で最下位となったチームもチャンピオンよりわずかに少ないだけの金額を得ています。なぜなら、ビッグチームはすでにより多くのスポンサーシップを手にしており、広告収入なども多いというアドバンテージを得ているからです。そのようなシステムがあるからこそ、レスターのようなクラブがタイトルを勝ち得ることもできるのです」「しかし、F1では大規模チームが小規模チームの何倍もの収入を得ています。お金や特権の分配に関するルールが競争をゆがめてしまっています」長期にわたって厳しい財政状況に置かれているザウバーは、現在も存続するために懸命の活動を続けているが、同時に再びテクニカルレギュレーションが大幅に変わる2017年に向けて、根本的に新しいF1マシンを製造しなくてはならいという大きな課題にも直面している。ザウバーではすでに2017年用のシャシーの準備にとりかかっているかと質問されたモニーシャ・カルテンボーンは「はい」とコメント。「クルマは幅が広くなり、さらにアグレッシブなものになります。ですが、それによってさらに高額なものになります。なぜならば、私たちが従うルールは、大規模チームが決めているからです」だが、モニーシャ・カルテンボーンは、今季F1参戦を開始したハースのようにビッグチームの“Bチーム”となることでコスト削減を図ることをするつもりはないと主張。また、一部でささやかれているF1から撤退し、フォーミュラEやWEC参戦に転向するとの噂も否定している。「そのようなことは想像できません。私たちにとってはF1がコアビジネスですからね」モニーシャ・カルテンボーンは、現在新たなスポンサー候補との交渉を続けているが、まだ詳細は明かせないと語る。「信頼できる起業家は、契約へのサインがすべて完了するまでは公にはしないものです」
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