ザウバーで長年トラックエンジニアリング責任者を務めてきたジャンパオロ・ダラーラが交代することになった。後任にはレッドブルのティモシー・メイロンが就任する。ジャンパオロ・ダラーラは、2000年にザウバーに加入。BMWがチームを所有していた2009年にエンジニアリング部門のトップに昇進。シーズン末にBMWがF1から撤退した後もその役割を維持してきた。
しかし、今回ジャンパオロ・ダラーラはザウバーを離れ、BMWのDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)チームWの一員になるという。ザウバーは、長年にわたるジャンパオロ・ダラーラの貢献に辞を贈った。「15年以上にわたる勤務を終え、ジャンパオロ・ダラーラは当社を離れ、新たなチャレンジを追求することになりました」とザウバーの広報担当は認めた。「長い間、非常に価値ある共同作業に専念してくれたジャンパオロに感謝しています。彼の幸運を祈っています」ジャンパオロ・ダラーラの後任となるティモシー・メイロンは、レッドブルがジャガーと呼ばれていた2004年に同チームに加入。2005年にチームがレッドブルとなった時もアシスタントレースエンジニア(マシンパフォーマンス担当)としてとどまり、昨シーズンまでその役目を果たした。ザウバーは、複数のチャンピオンシップを獲得したティモシー・メイロンの経験に大きな期待を寄せている。「ティモシー・メイロンを我々の新トラックエンジニアリング責任者として迎えられることを発表できて嬉しく思います。ティムはF1のビッグチームの1つで10年以上働いてきました。彼の長年の経験は我々のパフォーマンス改善に役立つと確信しています」