佐藤琢磨は、インディカー 第13戦 ミッドオハイオの予選を20番手で終えた。美しい景観に囲まれたミッドオハイオのロードコースにおいて、先週、ABCサプライ・チームはテストを実施したが、その経験を予選でのスピードに結びつけることができず、佐藤琢磨とチームメイトのジャック・ホークスワースはいずれもQ1で敗退。
佐藤琢磨は20番グリッドから、ジャック・ホークスワースは17番グリッドから、それぞれ決勝レースに臨むことが決まった。第2グループから予選に挑んだ佐藤琢磨のタイムは1分4秒8354で、これは10番手に相当するため、10列目からスタートすることとなった。ミッドオハイオは追い抜きが難しいコースのため、決勝レースでは他のドライバーとは異なるタイミングでピットストップを行う“オルタネート・フューエル・ストラテジー”を採用することになる見通し。同じ20番グリッドからスタートしたトロントでも、このオルタネート・フューエル・ストラテジーを活用することにより、佐藤琢磨は5位でフィニッシュすることに成功している。明日は30分間のウォームアップを実施した後、2.258マイル(約3.61km)のコースを90周する決勝レースは日本時間の8月1日午前3時45分にスタートが切られる。佐藤琢磨「何を言えばいいかわかりません。すべて計画どおりでした。ラップタイムを見ても、ベストはほとんど3周目か4周目に記録されていますが、セッション前半はコースコンディションが急激に改善されていきました。僕たちは2セットのレッドタイアを投入する予定でしたが、これはここ数年なかったことです。しかし、プラクティスが終わった段階で、僕たちにはこれが必要だと判断しました。予選中も目立った問題はなく、純粋にスピードが伸び悩みました。バランスもフィーリングも良好でしたが、スピードだけがありませんでした。ミスもなく、ひやっとするシーンもなく、確実に、そしてハードにアタックしたラップでしたが、好成績を残すことができませんでした。何が起きているのか判断がつきかねますが、問題の解決に取り組みたいと思います」
全文を読む