佐藤琢磨は、インディカー第10戦ヒューストンの予選を10番手で終えた。世界で最初の屋根付きスタジアム、アストロドームの周辺に作られた全長1.634マイルの特設コースでは、蒸し暑いコンディションのもと、2グループが10分間ずつの予選アタックを行った。あとに走るグループ2のときの方が、グループ1が走ったときよりも路面のグリップが高まるため、グループ2で最速だったドライバーがポールポジション(PP)を奪取した。
佐藤琢磨(10番手)「今日の私は先に予選を行うグループ1であり、路面が昨日と比べて悪くなっていました。路面をグリップしている感触が低く、グループの5番手、総合10番手という結果になりました。昨日の私はドライコンディションでのレースを戦っていませんが、予選を走った限りではマシンのセッティングを変更する必要がありそうです。しかし、グループ2でのベストが59秒1まで縮まっていたことを考えると、昨日の私のベストが59秒2〜3でしたから、路面は昨日とほぼ同じレベルまで回復をしているのかな、とも感じています。これからガレージに戻り、データをチェックしてマシンセッティングを決め、今日もトップ争いに食い込みたいと思います」