佐藤琢磨が、インディカー初優勝を成し遂げたロングビーチでのレース週末を振り返った。インディカーに参戦して4シーズン目の佐藤琢磨は、キャリア52戦目にして悲願の初優勝を達成。日本人初となる快挙を成し遂げた。「僕のレース人生のなかでも最高に素晴らしい1日となりました」と佐藤琢磨はコメント。
週末を通じてチームは抜群の働きをしてくれました。クルマの仕上がりも最高で、ドライブしていて楽しくて仕方ありませんでした! ブラックタイアとレッドタイアを使いこなすという面でも文句のつけどころがなく、必要とされた燃料のセーブもうまくいきました。すべてが予定どおりでした。僕は、不運にあわないように、そしてミスを犯さないようにさえ注意していれば、それでよかったのです」「ラリーの指揮は素晴らしく、メカニックたちは2回のピットストップで抜群の働きをしてくれました。リスタートにリスクはつきものです。そこで、必要なときは全力で挑みましたが、そうでないときは極力リスクを避けるようにしました。最後はクルージングでフィニッシュしましたが、最高の気分でした」「今日の優勝は、すべてがひとつにまとまった結果、もたらされたものです。栄冠は簡単には手に入りませんが、今日は自然と、そして無理せずに優勝できたので、ひょっとすると簡単なレースと思えたかもしれません。グレアム・レイホールが速いことはわかっていたので、レース終盤に向けて僕は懸命にプッシュするとともに、燃料とタイアをセーブしなければいけないことも理解していました。そこでレース序盤はあまりプッシュすることなく、いいペースを保つことを心がけました。これが今日は勝因になったように思います」「僕たちをサポートしてくれている全ての皆さんに心からお礼を申し上げます。今日、優勝できたのは、そうした方々にサポートしていただいたおかげです。皆さんと一緒にシリーズを戦っていることに深い誇りを感じています」「ホンダはインディカー・シリーズを力強くサポートするとともに、AJフォイト・レーシングの強力なパートナーでもあります。彼らに今季初の優勝をプレゼントできたことも誇りに思っています。表彰台に上った全員がホンダのドライバーだなんて、本当に最高です!」関連:佐藤琢磨、インディカーで日本人初優勝!!