佐藤琢磨は、インディカー 第6戦 ベル・アイル・グランプリの予選を12番手で終えた。プラクティス3回目までは苦戦を続けていた佐藤琢磨だが、マシンセッティング能力の高さを遺憾なく発揮し、予選本番に向けてマシンのレベルを一気にアップさせることに成功。今シーズン初めてとなる予選第2ステージへの進出を果たし、12番手となった。
今回の予選で7番手だったグレアム・レイホールが、前戦インディ500でのプラクティス中のエンジン交換によって10グリッド降格が科されるため、佐藤琢磨は明日のレースを11番グリッドからスタートする予定となっている。予選ではスコット・ディクソン(Chip Ganassi Racing)がポールポジションを獲得。HondaインディV6ターボ・エンジンにとって2012年シーズン初のポールポジション獲得となった。佐藤琢磨 (12番手)「難しい一日でした。昨日からマシンを進歩させることはできましたが、まだ自分たちの望むポジションにつけることはできないでいます。予選に向けてセッティング変更を行い、コンパウンドが柔らかい、オルタネート・タイヤの装着によって、マシンの動きはよくなっていました。その結果、より大胆なドライビングを行うことも可能でした。しかし、まだまだやるべきことがたくさんあります。今回は、今シーズンの予選ではベストのものとなっていて、第2ラウンドに進むことができたのですから喜ぶべきなのでしょうが、これまでの走行データをすべて見直し、明日のレースに向けて、さらにマシンを進歩させることができるようにしたいと思います。このコースはオーバーテイクが難しいため、いい作戦を展開して、ポジションを上げていく必要があります。このコースはマシンのコントロールを失いやすいこともありますから、集中力を保つ力量もレースでは求められると思っています」
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