バレンティーノ・ロッシは、MotoGP 第6戦イタリアGPの公式予選で、2015年に樹立されたムジェロ・サーキットのコースレコード(1分46秒489)を0.281秒更新。2016年10月の第15戦日本GP以来となる今季初のポールポジション、最高峰クラスで55度目、キャリア通算65度目、ムジェロ・サーキットで16年以来7度目となるトップグリッドを奪取した。
バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)は、初日に8番手と7番手。2日目はフリー走行3回目に2番手。レースシミュレーションとなるフリー走行4回目は6番手だった。「フリー走行4回目でフロント、リア共にハードタイヤを試した。両方とも苦しんだ。最も柔らかいタイヤを履くと、走らせるのが難しくなっていた。午前は良かったけど、午後はグリップを大きく失ってしまった。フロント、リア共にタイヤ選択がハッキリしていなかった。重要なのは良いスタートを切って上位に位置することだ。ポールポジションからのスタートは、それらを簡単にしてくれるはずだ」「予選はすぐに良い感じがあり、2度のコースインはジャストなタイミングで、最高のラップができた。とても嬉しい。大きな満足感を与えてくれる。昨年は1度もポールポジションを獲得できなかったし、2016年のもてぎ以来だから最高だ。1列目からのスタートは重要だ」「とても感動している。とくにポールポジションを決めたあとに大勢のファンの顔を見たときには本当にうれしくなった。サプライズと言ってもいいくらいのすばらしい出来事だ今シーズンはこれまで、予選から苦戦していました。今日はいい走りができて、いいタイムが出たのでフロントローを獲得できるかもしれないと思っていたけど、終わってみたらポールポジションだった。ポールポジションは本当に久しぶりだったので、それだけに重要でもあり、最高にうれしい気持ちだ。明日の決勝はもっと難しい戦いになると思うけど、今はこの瞬間を楽しみよ」バレンティーノ・ロッシは、イタリアの建国記念日を祝うスペシャルヘルメットを用意している。「今年は、緑、白、赤のカラーリングのヘルメットで走りたいと考えていた。デザインはとても素晴らしい。少しポップアートなスタイルだね。イタリアの建国記念日を祝うには最高の出来栄えだね」
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