バレンティーノ・ロッシは、フェラーリが3台目のマシンを走らせるなら、2011年にF1へ転向してもよいと語る。先週29日のFOTAとFIAとの和平協定のなかで、フェラーリ会長のルカ・ディ・モンテゼーモロは、自動車メーカーチームが希望すれば、3台目のクルマを走らせる用意ができていることを明らかにしていた。MotoGPで8度の世界チャンピオンに輝いているバレンティーノ・ロッシは、数年前に当時のフェラーリドライバーだったルーベンス・バリチェロの後任として、テストを受けていた。
ロッシとヤマハとの契約は2010年まで残っているが、30歳のバレンティーノ・ロッシは、FOTAとFIAとの論争により、フェラーリが進む方向にロッシも進むのではないかという噂が流れている。「2011年にそうなればとても嬉しいね。そりゃそうでしょ?」とロッシは語る。ロッシは、フェラーリが3台目のクルマを出走させるときが、4輪に転向する良いチャンスになるかもしれないと語る。「2010年はヤマハとの契約があるから難しい、というより不可能だ。フェラーリは3台目のクルマを持っていないので、スポーツを変えることは決定できないよ」