ニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンは、長く厳しい戦いを終え、再び友人としての関係に戻ったようだ。ニコ・ロズベルグは、今シーズン、ルイス・ハミルトンを倒して悲願のF1ワールドチャンピオンを獲得。夢を叶えたロズベルグは勝者としてF1から引退するという決断を下した。カート時代から切磋琢磨してきた二人。2008年の開幕戦F1オーストラリアGPでニコ・ロズベルグが初表彰台となる3位入賞を果たした際には、ルイス・ハミルトンと抱き合って喜ぶ姿が印象的だった。
だが、過去3年間、チームメイトとしてタイトルを争った二人は関係が悪化。ルイス・ハミルトンが「僕たちは友達ではない。同僚だけどね」と語ったこともあった。しかし、ニコ・ロズベルグのタイトル獲得後、カート時代から共に切磋琢磨してきたルイス・ハミルトンは、若かりし頃の二人の写真をSNSに投稿して祝福。そして、ニコ・ロズベルグは、F1引退を公表する前にルイス・ハミルトンに彼の決断を伝えていた。ドイツ・シュトゥットガルトで開かれたメルセデスのファンイベントで、二人はジョークを交えながら明るい雰囲気でトークショーに登場した。引退するまでにはドイツ語を話せるようになりたいと語ったルイス・ハミルトンは「ドイツ語にトライしようと思うんだけど、『ここに来ることができてうれしい』ってどうやって言うの?」とニコ・ロズベルグに質問。ニコ・ロズベルグは「ドイツ語の先生を探しているんだったら電話してよ。僕は就活中なんだ!」と返した。するとルイス・ハミルトンは「ニコは最低のドイツ語教師だからなぁ。間違ったことばかり教えられるんだ」と冗談で返した。ルイス・ハミルトン、ロズベルグのF1引退は「寂しいけど驚いていない」
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