ニコ・ロズベルグは、接触によってタイヤがパンクし、F1ハンガリーGPで大きなポイントを失ったのはダニエル・リカルドの責任だと考えている。レース終盤、ソフトタイヤのダニエル・リカルドは、ミディアムタイヤを履いたニコ・ロズベルグに追いつき、2位浮上のきっかけをうかがっていた。残り5周、ダニエル・リカルドはターン1でやや楽観的にインサイドに飛び込んだが、オーバーランしてしまい、結局ニコ・ロズベルグがインを取った。
しかし、ニコ・ロズベルグがレーシングラインに戻ろうとした際にダニエル・リカルドのフロントウィングとメルセデスの左リアが接触。ニコ・ロズベルグのタイヤはパンクし、ピットに戻らざるを得なくなった。このインシデントでニコ・ロズベルグは8位に転落。6位でフィニッシュしたタイトルを争うルイス・ハミルトンよりも下位でのフィニッシュとなった。「僕にとってダニエルとのインシデントははっきりしている」とニコ・ロズベルグは述べた。「僕は理想のラインにいたけど、彼はブレーキングが遅すぎて膨らんだ。僕はレーシングラインに留まっていたし、あれは僕のコーナーだ。でも、彼のフロントウィングがまだ残っていて、それが僕に当たってしまった」スチュワードはこの件を審議したが、どちらの責任も追及せず、不問に処した。ニコ・ロズベルグもこれを受けて、騒ぎ立てるつもりはないと述べている。「僕は自分のコーナーだったと思っている。僕がラインを取っていたし、彼はオーバーランして膨らんだんだ。僕のコーナーだったというのが僕の考えだ。だから、出口で優先的にコースを使った。でも、彼のフロントウィングが残ったままだった。接触はしたけど、強く何かを主張するつもりはない。僕たちはFIAの判断を信頼しなければいけないし、彼らは処罰しないと決めたんだからね・・・」8位でレースを終えたニコ・ロズベルグは、ルイス・ハミルトンに差を広げられ、21ポイント差で夏休みに入ることになった。
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