元F1ドライバーのダニエル・リカルドが、新たにフォード・レーシングのグローバル・アンバサダーに就任した。リカルドは、昨年のシンガポールGPでF1シートを失って以来、低姿勢を保ってきた。最近になってようやく公の場に姿を現し、「ちょっとした自己探求のようなことをしていて、レース以外の自分が誰なのかを見極めようとしていた」と説明した。
金曜日、リカルドはSNSに投稿を行い、短いメッセージと映像編集を添えて、フォード・レーシング(フォード・モーター・カンパニーのハイパフォーマンス部門)の新たな役割を正式に確認した。「リラックスしつつも常にスリルを求めている」とリカルドの投稿には書かれていた。「フォード・ラプターに勝るものはない。フォード・レーシングの最新アンバサダーになれたことを誇りに思う」 この投稿をInstagramで見る Daniel Ricciardo(@danielricciardo)がシェアした投稿フォード・レーシング公式サイトのブログ投稿では、リカルドが今回のコラボレーションについて語っている。「僕のレースの日々は終わったかもしれないが、車輪のついたものへの愛は常に強いままだ。だからこそ、フォードと提携し、グローバル・フォード・レーシング・アンバサダーになることを誇りに思う」「僕はフォード・レーシングのチームと密接に協力していくつもりであり、特にラプターブランドと、ラプターがフォードの多くの顧客にとって築いてきたライフスタイルに焦点を当てていく」さらにこう付け加えた。「フォードと共に素晴らしいドライブが待っていること、そしてフォード・レーシングが計画している数々の驚くべきプロジェクトに心からワクワクしている」「F1からダカールへ、ル・マンからバサーストに至るまで、この分野で長きにわたって活動してきた企業はほとんどない。僕が見てきた限り、我々には素晴らしい未来が待っていて、チームに加われることをとても誇りに思う」リカルドはF1キャリアで合計257戦に出走し、ポールポジション3回、優勝8回、表彰台32回を記録、1,300ポイント以上を獲得した。これまでHRT、トロ・ロッソ(後のアルファタウリ/RB)、レッドブル、ルノー、マクラーレンといったチームに所属してきた。