ダニエル・リカルドは、F1でのフルタイムドライブから離れて過ごした時間がエネルギーを蘇らせ、継続へのモチベーションを与えてくれたと信じている。成績不振のため2022年シーズン限りでマクラーレンのシートを追われたリカルドは、元チームであるレッドブルの公式サードドライバーとしてカムバック。
6カ月間マシンを離れていたが、アルファタウリが不調のニック・デ・フリースに代わってリカルドの復帰することを決めた。だが、わずか2レース後のオランダGPのプラクティス中に不慮のアクシデントに見舞われ、手を負傷し、再びサイドラインに座らなければならなかった。5レースを欠場した後、アメリカGPで2度目のカムバックを果たし、メキシコGPでは最高位7位でフィニッシュした。「マシンを離れていたことがF1への評価や要求にどう影響したかを尋ねられたリカルドは「マシンを離れたことで、最終的にどれだけF1を愛しているかという答えが出た。F1が僕にとってどれだけ意味のあるものなのかをね」とメディアに語った。「今になって、2度目のチャンスを得て、エネルギーが蘇ったような気がしている。これが僕の唯一無二の優先事項であることを確認したい。これにすべてのエネルギーを注ぐつもりだ。いつか辞めたときに『もっとやれたのに』とか『あのキャリアはちょっと指から滑り落ちてしまった』なんてことになりたくないんだ。そんな思いはしたくない」「新しい視点を与えてくれた。みんなに勧めたいね!でも、シーズン後半をこんなに楽しめたなんて信じられないよ。半年で何ができるのかはかなりクレイジーだ」リカルドは、マクラーレンからの移籍後、精神的に良い状態にあると明かし、マクラーレンで苦境に立たされたとき、最終的には成功の欠如が自問自答の多くにつながったと彼は感じていた。「勝っているときはある意味で簡単だけど、そうでないときは少しフラストレーションがたまるような困難な瞬間を経験することになる」とリカルドは語った。「そうすると、当然、競技面では自信を失う。そうすると、自分自身にさらに多くの質問をするようになる」「それはまたスポーツへの愛情に疑問を抱かせることになるし、そうなるとハングリー精神も失われるし、準備の面でもこのスポーツの他の側面が見えなくなってくる」
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