ダニエル・リカルドは、アメリカGPでF1復帰後も左手首にまだ力が入っていないことを認めた。リカルドはオランダGPのプラクティス中に負った小指の骨折から回復し、1週間前に5レースにわたるグリッドからの離脱に終止符を打った。
7カ所を骨折したため手術が必要となり、その後、指を安定させ回復を促すために彼の手は添え木に置かれた。そのため、通常のトレーニングはできず、手首の萎縮、つまり、筋肉を使わないことによる筋力の低下を余儀なくされた。「幸い、小指はあまり使っていない」とリカルドは、まだ回復していない手をマシンで使うことについて語った。「週末のオンボードを何本か見ていたんですが、コーナーによっては小指を立てているところもあったね」「ハンドルを押すことである程度は回避できるので、それほど悪くはない」「骨折して以来、筋力トレーニングをほとんどしていなかったから、手首の筋力が少し落ちているだけなんだ。むしろ、手首を少し強化しただけのようなものだ」「他の部分は問題なくても、手首の力が少し落ちただけなんだ。レースの終わりには少し疲れた。でも、実際に痙攣するようなことは何もなく、僕を止めるものは何もなかった」アメリカGPはリカルドにとって洗礼のようなもので、非常にバンピーなコースでスプリントフォーマットの週末が開催された。そのため、競技走行が始まる前のプラクティスはわずか1時間しかなく、土曜と日曜の2日間で2回の予選セッションと約80周のレースが行われた。日曜日のグランプリでは、レース中盤のダメージがリカルドのパフォーマンスを低下させ、最後尾まで順位を下げた。しかし、8度の優勝経験を持つリカルドにとっては、それはポジティブな結果だった。「書類上では、あまり良くなかった」とリカルドは認めた。「でも実際、レース後の報告会で、1回目のピットストップの後にマシンのどこが壊れたのか、そのためにどれだけのコストがかかったのかを確認した」「それはレースから追い出したわけではなく、いわばレースから、あるいは少なく十争いから外された」「週末を通じて、いろいろなことがあったと思う。ただ、それが最終的な結果に表れなかった」「でも、だからこそ、今週末はQ3に進出してポイントを獲得しなければならない」
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