ダニエル・リカルドは、元ルノーF1のチーム代表を務めるシリル・アビテブールが1年前に賭けたタトゥーを入れた動画を公開した。昨シーズン、シリル・アブテブールは、ルノーF1のドライバーを務めていたダニエル・リカルドと表彰台を獲得したらタトゥーを入れるという賭けをした。リカルドは、F1アイフェルGPで3位表彰台を獲得し、さらにF1エミリア・ロマーニャGPでも表彰台を獲得した。
だが、シーズン終了後にシリル・アビテブールはルノーF1とF1を去ったことで、賭けが果たされるかどうかは分からなかった。しかし、今週、1年越しにその約束は果たされた。ダニエル・リカルドは動画で「ついに実現する」とシリル・アビテブールが待つタトゥーパーラーに向かいながら語った。ダニエル・リカルドは、タトゥーを入れることは“深いひっかき傷”“鋭い爪にひっかかれた”感じだとシリル・アブテブールに伝え、「痛みも溝もない」と付け加えた。シリル・アビテブールは「チームマネージャーとして自分自身に賭けるものだ」と語り、タトゥーは支払わなければならない代償だと認める。「ダニエルが新しいタトゥーを入れていて、思考プロセスについて話し合っていたときに、タトゥーの会話が始まったのを覚えている。彼は、賭けに負けたらというの考えを思いついた」「話し合いをして、彼は『タトゥーを入れるべきだと思う』と言い出したんだ・・・」シリル・アビテブールは、妻にタトゥーを入れることを説明する電話で「ドライバーの契約を交渉する方が簡単だ」と認めた。タトゥーのデザインは、ルノーのダイヤモンドを分割して、ダニエル・リカルドの愛称である“ハニーバジャー(ラーテル)”を入れたもの。リカルドは“dick(男性器)”とチャカす。サイズと場所、そして、“F1エンジニアリング”について議論した後、シリル・アブテブールは、右足のふくらはぎにタトゥーを入れることを決定した。「足を半分に切れていようだ」という作業に耐えてタトゥーは完成した。シリル・アビテブールは「自分の体に入れるのは両親に罪悪感があるが、ハッピーだ」と語った。ダニエル・リカルドから「F1を恋しく思うか」と質問されたとシリル・アビテブールは「F1とF1に関わっている人々のことを恋しく思っている。トラックもそうだね」とコメント。「すべてのセッションのラップタイムをフォローしているが、あまり映像は見ていない。ときどきだ。前回にレースは見たよ」ルノーF1のチーム代表を辞任したシリル・アブテブールは、現在、アルピーヌ/ルノーのF1エンジンを組み立てるメカクロームのアドバイザーを務めている。