マクラーレンF1への移籍が決まったダニエル・リカルドが、ミハエル・シューマッハとフェルナンド・アロンソという2人の“レジェンド”に“認められた”と感じたレースを振り返った。2021年にルノーF1からマクラーレンへの移籍を発表して多くの見出しとなったダエル・リカルド。ソーシャルメディアで公開しているダイアリーで“レジェンドに一目置かれた”と最も誇りに思っている数レースを振り返った。
ダニエル・リカルドが最初に選んだのはトロロッソ時代の2012年F1日本GPだ。「最後の数周でミハエル・シューマッハから攻撃を受けていたけど、彼を抑えて10位を獲得した」とダニエル・リカルドは語る。「F1での最初のフルシーズンだったので、ヘマをしなかったのは大きなことだった」「彼が次のレースのドライバーズブリーフィングで僕のところに来て、僕の守り方を褒めてくれたことを覚えている。彼はそんなことを言う必要はなかった。だから、それはクールだったね」次にダニエル・リカルドは、レッドブル時代に6位でフィニッシュした2014年のドイツGPを挙げた。「その日まで僕は(フェルナンド)アロンソの尊敬を得られていないように感じていた」とダニエル・リカルドは語る。「僕はまだ彼に対して証明しなければならないことがあった。彼は新しいタイヤで僕の後ろでピットを出て、ストレートで僕を抜いて巡航していた。でも、彼はドアを開けたままにしていた。たぶん、僕が抜き返そうとするとは期待していなかったんだと思う。でも、僕はそれ決行した」「その後、僕たちは数周にわたって追いつ追われつの戦いをした。僕がタイヤをきれいに保ちながら劣ったタイヤで戦う用意ができていることを彼に示せたのは大きなことだった」「あとから彼は僕についていくつか気の利いたことを言ってくれたし、あそこを境に僕の見方が変わったと思う」最後にダニエル・リカルドが挙げたのはキャリア2勝目を挙げたハンガリーGP。再びフェルナンド・アロンソとのバトルになったレースは“純粋な喜び”が得られたと語る。「あのレースは、どういうわけか理由で負ける気がしなかった。僕はレースの大部分をリードしたけど、最後にフェルナンドとルイス(ハミルトン)をパスしなければならなかった。でも、自分にかなりの自信があったし、とにかく一日中そう感じていた。あれは僕が両手で掴み取ったレースだったね」ダニエル・リカルドがマクラーレンに移籍したことで、2021年のルノーF1のシートには空席ができ、フェルナンド・アロンソがルノーF1で復帰を果たすとも噂されている。二人で2021年にコースで再びバトルを繰り広げることはあるのだろうか?