ダニエル・リカルドは、2017年にメルセデス移籍を“検討したくなった”が、レッドブルには今シーズンのタイトル争いを“賭けるだけの価値がある”と語る。レッドブルは、エンジンとシャシーのパフォーマンスのバランスを補填することを狙った新F1レギュレーションへの移行によって最も利益を得るのではないかとの見方もある。
今年でレッドブルで4シーズン目となるダニエル・リカルドは、ニコ・ロズベルグの電撃引退後、メルセデスの空席に名乗りを上げるかどうか考えた瞬間があったと明かした。だが、ダニエル・リカルドは、2016年に勝利の道に戻ったレッドブルに留まることに利益があると結論づけた。「確かにクルマがどのように機能するかという感覚を確かめたいという誘惑があったよ」とダニエル・リカルドはF1公式サイトに語った。「メルセデスに入るというのはクレイジーなポジションだった。全てのドライバーが電話したか、トト(ヴォルフ)からニキ(ラウダ)に電話することを考えたと確信しているよ。それが徐々に展開していくのを見ているのは面白かったし、今はボッタスが大きなチャンスを得た。彼がどうなるか見てみるつもりだ」「でも、2017年は新しい一年だし、今は僕のクルマがチャンピオンマシンになることを願っているよ! 僕にとって自分のいる場所がベストだ。レッドブル・レーシングというね」実際、ダニエル・リカルドはRB13の第一印象からレッドブルに“賭ける価値があった”と感じている。「新車について聞いて、もちろん僕たちが有利になることに賭けた。僕たちはチャレンジできると思う。去年と同じような改善を果たせれば、彼(ハミルトン)は楽できないだろうね」