2023年F1第21戦サンパウロGP(ブラジル)の決勝が11月5日(日)にアウトドローモ・ホセ・カルロス・パーチェ(インテルラゴス・サーキット)で行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が優勝。角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)が9位入賞を果たした。気温20度、路面温度51度と日曜日も高い気温でブラジルは71周のレースを迎えたが、スタート前から波乱含みの展開となった。
フォーメーションラップで2番グリッドでスタートするはずだったシャルル・ルクレール(スクーデリア)がハイドロ系のトラブルでリアをロックさせてウォールにクラッシュ。フェンスの裏にマシンを移動させてリタイアする。そして、スタートが切られると、1コーナーへの進入でアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)とケビン・マグヌッセン(ハース)が接触して2台ともリタイア。セーフティカーを経て、赤旗中断となった。優勝はポールポジションからスタートしたマックス・フェルスタッペン。2度のスタートでトップをキープし、後続に8.227秒差をつけて圧勝。前日のスプリントに続いて勝利を収め、今季17勝目を挙げて、年間勝利記録をさらに伸ばした。2位はマクラーレンのランド・ノリス。6番グリッドから抜群のスタートを切ったノリスは、1コーナーで2番手に浮上。以降はフェルスタッペンと2人でのレースとなり、2回目のピットストップを伸ばして逆転を目指すも、その差を埋めることはできなかった。3位は4番グリッドからスタートしたアストンマーティンのフェルナンド・アロンソ。ラスト2周でセルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)に先行を許すも、ファイナルラップのターン1でのペレスの甘いブレーキを見逃さず、ターン4で抜き返すとペレスのわずか0.053秒前でラインを通過。7戦ぶりとなる今季9度目の表彰台を獲得した。チームメイトのランド・ノリスも5位でフィニッシュ。アップグレードの効果が見えず、前戦メキシコGPでダブルリタイア、スプリントでもノーポイントだったアストンマーティンが見事な成績を収めた。7位はピエール・ガスリー(アルピーヌ)、8位はルイス・ハミルトン(メルセデス)。2台とも前半はタイヤに苦しんでいたが、路面温度が下がると息を吹き返した。そして、9位は角田裕毅。16番グリッドからオープニングラップで10番手までポジションアップ。途中、単独でコースアウトして大きくタイムを失う残念なシーンがあったが、前日のスプリントの6位に次いでポイントを獲得。今週末は合計で5ポイントを加点した。チームメイトのダニエル・リカルドは、オープニングラップでクラッシュしたアルボンのタイヤがマシン後部に当たる不運。赤旗中に修復するもラップダウンとなり、挽回することはできなかった。10位にはエステバン・オコンが入り、アルピーヌF1チームがダブル入賞を果たした。リタイアは6台。前述の3台の他にアルファロメオの2台、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がリタイアした。2023年 F1サンパウロGP 決勝 結果・順位順位NoドライバーチームGAPINTPIT11マックス・フェルスタッペンレッドブル  424ランド・ノリスマクラーレン8.2778.2774314フェルナンド・アロンソアストンマーティン34.15525.8784411セルジオ・ペレスレッドブル34.2080.0534518ランス・ストロールアストンマーティン40.8456.6374655カルロス・サインツフェラーリ50.1889.4344710ピエール・ガスリーアルピーヌ56.9035.8054844ルイス・ハミルトンメルセデス1:02.8596.7664922角田裕毅アルファタウリ1:09.8807.02141031エステバン・オコンアルピーヌ1L15.0925112ローガン・サージェントウィリアムズ1L3.75341227ニコ・ヒュルケンベルグハース1L40.0014133ダニエル・リカルドアルファタウリ1L8.00141481オスカー・ピアストリマクラーレン2L12L4DNF63ジョージ・ラッセルメルセデスOUT18L5DNF77バルテリ・ボッタスアルファロメオOUT17L4DNF24周冠宇アルファロメオOUT 4DNF16シャルル・ルクレールフェラーリOUT 0DNF20ケビン・マグヌッセンハースOUT 0DNF23アレクサンダー・アルボンウィリアムズOUT 0
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