2023年F1第18戦カタールGPの予選が10月8日(金)にロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブ・レーシング)がポールポジションを獲得した。スプリントフォーマットで開催される今大会は、日曜日の決勝グリッドを決定する予選が、日中の60分の1回のプラクティスの後に行われた。
走行不足は、トラックリミット違反という形で顕著に表れ、多くのドライバーがベストラップを抹消された。Q2では、カルロス・サインツ(フェラーリ)、セルジオ・ペレス(レッドブル)がトラックリミット違反の影響でノックアウト。さらにQ3では、セッション終了時に2番手タイムだったランド・ノリス、4番手だったオスカー・ピアストリのマクラーレン勢が揃ってベストタイムを抹消される事態。ノリスはノータイムとなり10番手グリッドに降格。ピアストリに関しては、ノリスが降格したことで3番手としてトップ3インタビューを受けている最中に6番手に降格するという始末。そんな中、ポールポジションを獲得したのがマックス・フェルスタッペン。2回目のアタックでコースアウトしてラップを断念したフェルスタッペンだったが、1回目のアタックで1分23秒778と唯一の1分23秒台のタイムを叩き出し、2番手に0.441秒差をつける圧巻のラップで今季11回目、通算31回目となるポールポジションを獲得した。2番グリッドはジョージ・ラッセル、3番グリッドはルイス・ハミルトンとメルセデスの2台が続いた。トラックリミットの混乱により、予選終了時には5番手タイムだったハミルトンはトップ3インタビュー後の昇格となった。オスカー・ピアストリ(マクラーレン)は3番手としてトップ3インタビューを受けた後、トラックリミット違反で6番手に降格。4番グリッドにはフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)が入り、プラクティスからの安定した速さを維持し、シャルル・ルクレール(フェラーリ)を上回った。7番グリッドにはピエール・ガスリー、8番グリッドにはエステバン・オコンとアルピーヌF1勢が続き、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)がトップ10入りを果たした。角田裕毅(アルファタウリ)は、0.004秒という僅差でQ3進出を逃して11番手。チームメイトのリアム・ローソンは18番手でQ1敗退となった。ローガン・サージェント(ウィリアムズ)、周冠宇(アルファロメオ)といったロサイツ初走行のドライバーもQ1敗退。その中でルーキーのピアストリのQ3進出は素晴らしい結果だと言える。F1カタールGPの2日目となる明日7日(土)は、独立したスプリントイベントとなり、22時(現地時間16時)からスプリントシュートアウト(予選)、26時30分(現地時間20時30分)からスプリント(レース)が行われる。2023年 F1カタールGP 予選 結果・タイム 順位NoドライバーチームQ1Q2Q3 11マックス・フェルスタッペンレッドブル1分25秒0071分24秒4831分23秒778 263ジョージ・ラッセルメルセデス1分25秒3341分24秒9181分24秒219 344ルイス・ハミルトンメルセデス1分26秒0761分24秒3811分24秒305 414フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分25秒2231分25秒2411分24秒369 516シャルル・ルクレールフェラーリ1分25秒4521分25秒0791分24秒424 681オスカー・ピアストリマクラーレン1分25秒2661分24秒7241分24秒498 710ピエール・ガスリーアルピーヌ1分25秒7111分24秒8271分24秒553 831エステバン・オコンアルピーヌ1分25秒8081分24秒9281分24秒763 977バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分26秒0381分25秒2971分25秒058 104ランド・ノリスマクラーレン1分25秒1311分24秒685No Time 1122角田裕毅アルファタウリ1分26秒0581分25秒301 1255カルロス・サインツフェラーリ1分25秒5661分25秒328 1311セルジオ・ペレスレッドブル1分25秒9911分25秒462 1423アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分26秒1181分25秒707 1527ニコ・ヒュルケンベルグハース1分25秒9041分25秒783 162ローガン・サージェントウィリアムズ1分26秒210 1718ランス・ストロールアストンマーティン1分26秒345 1840リアム・ローソンアルファタウリ1分26秒635 1920ケビン・マグヌッセンハース1分27秒046 2024周冠宇アルファロメオ1分27秒432