2023年F1第13戦ベルギーGPのフリー走行が7月28日(金)にスパ・フランコルシャンで行われ、雨天で走行が最小限に限られたなかで、カルロス・サインツJr.(フェラーリ)がオスカー・ピアストリとランド・ノリスのマクラーレン勢を抑えてトップに立った。新たに改訂されたスプリントフォーマットルールの下、今日後半の予選まであと1時間の走行を控えていたが、ドライバーたちは濡れた路面に迎えられ、サーキットでは激しい雨が降り続いていたため、多くの選手がフルウェットタイヤの使用を選択した。
10分間の走行でタイムを記録したのは6人のドライバーだけで、アレックス・アルボンがバスストップシケインでのロックアップを乗り越え、ファステストラップを記録した。しかし、雨は次第に激しくなり、全ドライバーがピットレーンにとどまってコンディションが回復するのを待った。しかし、さらに7分ほど待つと、フェラーリのサインツを筆頭に多くのドライバーがトラックに出てきた。インターミディエイトでペースを上げたサインツは、マクラーレンのピアストリを0.5秒以上リードした。その後、ローガン・サージェントがレ・コンブのバリアに衝突し、週末最初の赤旗が提示された。サージェントは無線で車の方向を変えることができなかったと伝え、リプレイではサージェントがハンドルを切ろうと懸命に努力したにもかかわらず、FW45が直進する様子が映っていた。しかし、マーシャルがサージェントのウィリアムズを片付けるためにドライバーたちがガレージで過ごしている間に雨は強まった。このため、セッションが再開されても、すべてのドライバーはガレージで残りのプラクティスを過ごすことを選択した。その結果、サインツが2分03秒207を記録してトップタイムをキープ、ピアストリはフェラーリドライバーから0.585秒遅れの2番手につけた。3番手にはコンマ6秒以上離されたもののピアストリのチームメイトであるランド・ノリスが続き、4番手にはフェラーリのシャルル・ルクレールがつけた。ウィリアムズはアルボンが6番手で、オー・ルージュでふらついたところを凌いだ角田裕毅のアルファタウリが7番手、ハースはケビン・マグヌッセンが8番手だった。アルファタウリからグリッドに復帰したダニエル・リカルドは、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)を抑えて9番手、フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)は11番手につけた。メルセデスはこの週末、サイドポッドとフロアのアップグレードを行い、2台のマシンに異なるリアウイングを装着した。しかし、ルイス・ハミルトンが12番手、ジョージ・ラッセルが13番手と、あまり走れなかった。これに元メルセデスドライバーのバルテリ・ボッタスとアルファロメオのチームメイト、周冠宇が14番手と15番手で続いた。周冠宇はターン8でグラベルとバリアの藪を乗り越えて生き残った。サージェントは16番手で終了し、タイムを記録できなかったドライバー4人組(ランス・ストロールのアストンマーティン、ピエール・ガスリーとエステバン・オコンのアルペンコンビ、そしてチャンピオンシップリーダーでレッドブルドライバーのマックス・フェルスタッペン)を上回った。2023年 F1ベルギーGP フリー走行 結果・タイム 順位Noドライバーチームタイムギャップ周回 155カルロス・サインツフェラーリ2分03秒207 9 281オスカー・ピアストリマクラーレン2分03秒7920.5854 34ランド・ノリスマクラーレン2分04秒4841.2774 416シャルル・ルクレールフェラーリ2分08秒1484.9418 511セルジオ・ペレスレッドブル2分08秒2405.0335 623アレクサンダー・アルボンウィリアムズ2分08秒3945.1875 722角田裕毅アルファタウリ2分09秒0675.8608 820ケビン・マグヌッセンハース2分09秒2296.0227 93ダニエル・リカルドアルファタウリ2分09秒3196.1127 1027ニコ・ヒュルケンベルグハース2分10秒0426.8358 1114フェルナンド・アロンソアストンマーティン2分10秒2827.0764 1244ルイス・ハミルトンメルセデス2分10秒2997.0927 1363ジョージ・ラッセルメルセデス2分10秒4757.2687 1477バルテリ・ボッタスアルファロメオ2分12秒0858.8789 1524周冠宇アルファロメオ2分14秒00210.7958 162ローガン・サージェントウィリアムズ  4 1718ランス・ストロールアストンマーティン  5 1810ピエール・ガスリーアルピーヌ  2 1931エステバン・オコンアルピーヌ  2 201マックス・フェルスタッペンレッドブル  2
全文を読む