2023年のF1世界選手権 第8戦 スペインGPのフリー走行3回目が6月3日(土)にバルセロナのカタルーニャ・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)がタイムシートのトップに立った。雨が予報されていた土曜日のバルセロナ。開始時間の現地時間12時30分の時点でサーキットは厚い雲が覆われた。そのため、セッション開始直後から20名の全ドライバーがコースインし、路面がドライの間にできるだけ多くの周回を重ねようと試みた。
しかし、開始から10分にも満たない段階でローガン・サージェント(ウィリアムズ・レーシング)が最終コーナーでコースアウト。グラベルを突っ切ってバリアに接触し、セッションは赤旗中断となる。すぐにセッションは再開されたが、路面はドライで走行するには濡れていて、インターミディエイトで走行するには乾いているという中途半端なコンディション。インターを無駄にするだけであり、得られる情報もないため、20人のドライバー全員がガレージで待機する状が続くが、ランド・ノリス(マクラーレン)がインターミディエイトでコースに出て、その後にカルロス・サインツとシャルル・ルクレールのフェラーリ勢が続いた。残り20分を切ったところで、各ドライバーはインターミディエイトによる走行をスタート。乾いているように見えてもドライという路面の見た目は混乱を与えた。さらにインターミディエイトは2~3周で落ち始めるという状態。残り10分でドライタイヤで走れる状況となったが、タイムは改善されず。あまり学べるものはないセッションとなった。結局、最初の10分間の走行でタイムシートは決まり、わずか5周の走行でマックス・フェルスタッペンが記録した1分13秒664がトップタイム。0.250秒差でチームメイトのセルジオ・ペレス、0.408秒差でルイス・ハミルトン(メルセデス)が続いた。角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)は9番手、チームメイトのニック・デ・フリースは12番手につけた。F1スペインGP 予選は、このあと23時(現地時間16時)から行われる。2023年 F1スペインGP フリー走行3回目 結果・タイム順位Noドライバーチームタイムギャップ周回11マックス・フェルスタッペンレッドブル1分13秒664 14211セルジオ・ペレスレッドブル1分13秒9140.25015344ルイス・ハミルトンメルセデス1分14秒0720.4089455カルロス・サインツフェラーリ1分14秒2400.57620514フェルナンド・アロンソアストンマーティン1分14秒2640.60014663ジョージ・ラッセルメルセデス1分14秒2780.61416716シャルル・ルクレールフェラーリ1分14秒3530.68918877バルテリ・ボッタスアルファロメオ1分14秒3600.69615922角田裕毅アルファタウリ1分14秒6590.99515104ランド・ノリスマクラーレン1分14秒6811.017201124周冠宇アルファロメオ1分14秒6811.017151221ニック・デ・フリースアルファタウリ1分14秒6931.029181318ランス・ストロールアストンマーティン1分14秒7561.092141427ニコ・ヒュルケンベルグハース1分14秒9881.324121581オスカー・ピアストリマクラーレン1分15秒1051.441171631エステバン・オコンアルピーヌ1分15秒2661.602151720ケビン・マグヌッセンハース1分15秒5341.870121810ピエール・ガスリーアルピーヌ1分15秒8412.177141923アレクサンダー・アルボンウィリアムズ1分15秒8512.18713202ローガン・サージェントウィリアムズ1分16秒6292.8655
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