2022年F1オランダグランプリの決勝が9月4日(日)にザントフォールト・サーキットで行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)が優勝した。72周のレースは、レース後半のバーチャルセーフティカーとセーフティカーによって緊迫したレース展開となった。マックス・フェルスタッペンは、ソフトタイヤでスタートする2ストップ戦略をとって序盤をリードしていた。
しかし、ミディアムでスタートしたメルセデスF1勢が第2スティントで選択したハードで目覚ましいレースを発揮。コース上でマックス・フェルスタッペンを抜き、1-2フィニッシュの可能性さえ見えていた。メルセデスを見てグリッドの半数以上がハードを選ぶという状況になった。だが、それは41周目に角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)のリタイアによって入ったバーチャルセーフティカーによって一変。マックス・フェルスタッペンはハードタイヤに交換して首位をキープすることに成功。逆にメルセデスF1勢は後ろのフェラーリ勢を警戒してピットストップしてミディアムに交換。フェルスタッペンにとって楽な展開となった。逆にバーチャルセーフティカー前にピットストップしたシャルル・ルクレールは不利な展開となる。しかし、今後は53周目にバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)がホームストレートでエンジントラブルによってストップ。セーフティカーが導入される。ここでマックス・フェルスタッペンはソフトタイヤに交換。ステイアウトしたルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップで立つが、リスタートであっさり抜かれ、さらにはジョージ・ラッセル(メルセデス)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)にも抜かれて4位に落ちてしまった。マックス・フェルスタッペンは、2年連続で母国グランプリで優勝。現在4連勝中で、今季10勝目、通算30勝目を挙げた。5位でチェッカー受けたカルロス・サインツJr.(フェラーリ)は8位に降格。セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング)が5位、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ()が6位、ランド・ノリス(マクラーレン)が7位に繰り上がった。9位にエステバン・オコン(アルピーヌ)、ランス・ストロール(アストンマーティン)までが入賞。ピエール・ガスリーは4.5秒差で惜しくも11位に終わった。今回の優勝により、マックス・フェルスタッペンは、ドライバーズランキングで、同ポイントで並んだ2位のシャルル・ルクレールと3位のセルジオ・ペレスに109ポイト差をつけた。2022年 F1オランダGP 決勝 結果・タイム 順位NoドライバーチームGAPINTLAP133マックス・フェルスタッペンレッドブルLAP724263ジョージ・ラッセルメルセデス4.0714.0713316シャルル・ルクレールフェラーリ10.9296.8584444ルイス・ハミルトンメルセデス130162.0873511セルジオ・ペレスレッドブル18.1685.152463フェルナンド・アロンソアルピーヌ18.7540.586374ランド・ノリスマクラーレン19.3060.5523855カルロス・サインツフェラーリ20.9161.6103931エステバン・オコンアルピーヌ21.1170.20131018ランス・ストロールアストンマーティン22.4591.34231140ピエール・ガスリーアルファタウリ27.0094.55041223アレクサンダー・アルボンウィリアムズ30.3903.38141347ミック・シューマッハハース32.9952.6054145セバスチャン・ベッテルアストンマーティン36.0073.01241520ケビン・マグヌッセンハース36.8690.86241624周冠宇アルファロメオ37.3200.4514173ダニエル・リカルドマクラーレン37.7640.4445186ニコラス・ラティフィウィリアムズ1L1L4DNF77バルテリ・ボッタスアルファロメオ1L10.3862DNF22角田裕毅アルファタウリ  3
全文を読む