2021年 F1サウジアラビアGPのフリー走行1回目が12月3日(金)にジェッダ・コーニッシュ・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がトップタイムをマークした。初開催となるF1アウジアラビアGPの舞台となる紅海のほとりジェッダの海外線沿いに新たに建設されたジェッダー・サーキットは、全長6.175kmとスパ・フランコルシャンに次いでF1カレンダーに2番目に長く、ストリートサーキットとしては最長。
27のコーナーと3つのDRSゾーンを備え、市街地コースながらかなりの高速サーキットにレイアウトされ、250㎞/hを超えると見込まれる平均時速はイタリア・モンツァに次いでカレンダー中2番目になる。レース自体はナイトレースとして行われる。サーキットは、今週まで工事が行われており、一部設備はまだ工事中だが、なんとか開催にこじつけた。コース上にはゴミが残っているなど、仕上げの甘さも見られたが、油が浮くような状態は見られていない。現地時間16時30分。気温28.4度、路面温度35.6度のドライコンディションで60分のFP1セッションはスタート。全ドライバーが初走行となり、精力的に周回を重ねた。ピレリは、C2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)とレンジの真ん中のコンパウンドを持ち込んでいるが、各チームの走り始めのタイヤはバラバラ。だが、後半の30分は全ドライバーが一度はソフトタイヤでのアタックを行った。フリー走行1回目のトップタイムを記録したのはメルセデスF1のルイス・ハミルトン。21周を走行して1分29秒786をマーク。イニシャルセットアップで良好なバランスを見せ、チームメイトのバルテリ・ボッタスも3番手につけた。2番手はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。序盤にハードで出したタイムをソフトで上回れないでいたが、終了間際にタイムを更新してハミルトンから0.056秒の僅差につけた。チームメイトのセルジオ・ペレスは11番手。両マシンとも低速コーナーでは安定していたが、高速コーナーではアンダーステア傾向で縁石に乗り上げるシーンが目立った。4番手はピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)。ここ数戦で予選では速さを見せるものの、決勝でペースダウンしている傾向が続いており、そこを克服できるかが課題だ。チームメイトの角田裕毅は、ガスリーから0.836秒差の15番手。全マシンともクラッシュや大きな故障などはなく、比較的スムーズなセッションとなった。2021年 第21戦 F1サウジアラビアGP フリー走行1回目 結果・タイム 順位NoドライバーチームタイムGAPLAPS144ルイス・ハミルトンメルセデス1分29秒786 21233マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ1分29秒8420.05623377バルテリ・ボッタスメルセデス1分30秒0090.22324410ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ1分30秒2630.47728599アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分30秒3180.53227655カルロス・サインツフェラーリ1分30秒5640.77826716シャルル・ルクレールフェラーリ1分30秒6000.8142686ダニエル・リカルドマクラーレン1分30秒6080.8222593フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分30秒8421.05627105セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1分30秒8861.100251111セルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ1分30秒9601.174271231エステバン・オコンアルピーヌ1分31秒0231.23729134ランド・ノリスマクラーレン1分31秒0291.243231418ランス・ストロールアストンマーティン1分31秒0441.258251514角田裕毅アルファタウリ・ホンダ1分31秒0991.31926167キミ・ライコネンアルファロメオ1分31秒2961.510261763ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分31秒3431.567281847ミック・シューマッハハース1分31秒5251.739241922ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分31秒8212.03527209ニキータ・マゼピンハース1分33秒4643.67823
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