2021年 F1アメリカGPのフリー走行1回目が現地時間10月22日(金)にテキサス州のサーキット・オブ・ジ・アメリカズで行われ、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がトップタイムを記録した。新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催となるF1アメリカGP。舞台となるサーキット・オブ・ジ・アメリカズは、反時計回りのコースで、20のコーナーを持ち、約40メートルの高低差がある。シルバーストンの“マゴッツ・ベケッツ”、イスタンブール・パークの“ターン8”などを模した部分もあり、かなりテクニカルなサーキットとなっている。
金曜日の天候は晴れ。気温26.4度、路面温度30.4度のドライコンディションで60分間のセッションはスタート。ピレリはC2(ハード)、C3(ミディアム)、C4(ソフト)のタイヤを選択。2020年に再舗装された路面に加え、今回のレースに向けてバンプの補修作業も行われており、2年ぶりのF1マシン走行にどのように影響を与えるかが最初の注目となる。スタートから3分が経過したの開始早々にフェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)がマシントラブルによってターン12でストップ。7分程度の赤旗中断となる。ターン1のバンプはある程度改善されているが、それでもサスペンションに負荷がかかるサーキット構成。フリー走行1回目ではターン9でトラックリミット超過によってタイムが抹消されるドライバーが目立った。トップ3ドライバーはソフトのみで走行。トップタイムを記録したのはメルセデスのバルテリ・ボッタス。17周を走行して1分34秒874をマーク。2番手にも0.045秒の僅差でチームメイトのルイス・ハミルトンが続き、メルセデスが1-2で初日をスタート。3番手はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。トップとの差は0.932秒とメルセデス勢と大きな差がついた。イニシャルのセットアップではここまでCOTA負けなしのメルセデスに分があるようだ。レッドブル・ホンダは、マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスのプログラムを分け、ペレスはハードをメインに走行。フェルスタッペンから約1秒遅れの7番手につけている。4番手にはシャルル・ルクレール、5番手にはカルロス・サインツと、アップグレード版PUを投入してから競争力を増しているフェラーリ勢が続き、6番手にはピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が僅差で続く。チームメイトンでCOTA初走行となる角田裕毅は18番手で終えている。F1アメリカGPのフリー走行2回目は、この後5時(現地時間15時)から行われる。2021年 第17戦 F1アメリカGP フリー走行1回目 結果・タイム順位NoドライバーチームタイムGAPLAPS177バルテリ・ボッタスメルセデス1分34秒874 17244ルイス・ハミルトンメルセデス1分34秒9190.04518333マックス・フェルスタッペンレッドブル・ホンダ1分35秒8060.93216416シャルル・ルクレールフェラーリ1分35秒3341.46018555カルロス・サインツフェラーリ1分36秒5081.63420610ピエール・ガスリーアルファタウリ・ホンダ1分36秒6111.73718711セルジオ・ペレスレッドブル・ホンダ1分36秒7981.9242084ランド・ノリスマクラーレン1分36秒8551.98111999アントニオ・ジョビナッツィアルファロメオ1分36秒8742.00018107キミ・ライコネンアルファロメオ1分36秒8762.002181163ジョージ・ラッセルウィリアムズ1分36秒9662.092191231エステバン・オコンアルピーヌ1分36秒9702.096221318ランス・ストロールアストンマーティン1分36秒9722.09820145セバスチャン・ベッテルアストンマーティン1分36秒9822.10820153フェルナンド・アロンソアルピーヌ1分37秒0682.19412166ダニエル・リカルドマクラーレン1分37秒4582.584181722ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分37秒4632.589191814角田裕毅アルファタウリ・ホンダ1分37秒9543.080221947ミック・シューマッハハース1分38秒8563.i98217209ニキータ・マゼピンハース1分42秒2397.36519
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