2019年のF1バーレーンテストが2日目を迎え、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップタイムを記録した。前日は砂漠には珍しい豪雨が降ったことで4時間以上の中団を余儀なくされることになったが、2日目のセッションはドライコンディションで行われ、終盤には路面も改善してタイムも伸びていった。
2日間にわたるF1バーレーンテストの最速タイムを記録したのはメルセデスのテストを担当したジョージ・ラッセル。101周を走行して1分29秒029をマークした。ウィリアムズのF1ドライバーであるジョージ・ラッセルだが、まだF1レースは2戦以内であり、メルセデスは育成ドライバーであるラッセルを“ルーキー”枠として起用した。インシーズンテストでは4日間のうち2日間をF1レース出走が2戦以内のドライバーを起用しなければならない。2番手タイムを記録したのは、レーシングポイントのセルジオ・ペレス。午後から走行を担当したペレスは61周を走行してトップから0.066秒差となる1分29秒095をマーク。午前中にはランス・ストロールが走行を担当して35周を走行し、8番手タイムを記録している。3番手タイムを記録したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。103周を走行して1分29秒319をマークした。4番手タイムを記録したのはマクラーレンでピレリのタイヤテストを担当したカルロス・サインツ。881周を走行して1分29秒765をマークしている。午後からはフェルナンド・アロンソがタイヤテストを引き継いで11番手タイムを記録している。また、もう1台のマシンで通常のテストを担当したマンド・ノリスは72周を走行して13番手だった。5番手タイムはトロロッソでピレリのタイヤテストを実施したダニール・クビアトが記録。111周を走行して1分29秒911をマーク。もう1台のマシンで通常のテストを行ったアレクサンダー・アルボンはこの日最多となる143周を走行して7番手タイムとなる1分30秒037を記録している。6番手タイムを記録したのはこの日はアルファロメオ・レーシングのテストに参加したミック・シューマッハ。72周を走行して前日にフェラーリで記録したタイムからわずか0.022秒遅い1分29秒998をマーク。コンディションは違えど、初日に同じクルマでアントニオ・ジョビナッツィが記録したタイムを2.069上回り、非凡な才能を示した。レッドブル・レーシングは、今年スーパーフォーミュラに参戦する育成ドライバーのダニエル・ティクトゥムを起用。135周を走破したティクトゥムはトップから1.827秒差となる1分30秒956をマークした。ハースF1チームは、午前中にピエトロ・フィッティパルディ、午後にはロマン・グロージャンが走行を担当。グロージャンは87周を走行して10番手タイム、フィッティパルディは48周を走行して12番手タイム。2台合計で135周を走り込んだ。ルノーは育成ドライバーのジャック・エイトケンがF1マシン初走行。103周を走行して14番手となる1分31秒500をマーク。ウィリアムズも育成ドライバーのニコラス・ラティフィを起用。100周を走行して15番手タイムとなる1分32秒198でセッションを終えた。2019年 F1バーレーンテスト 2日目 結果順位NoドライバーチームタイムGAP周回163ジョージ・ラッセルメルセデス1分29秒029 101218セルジオ・ペレスレーシングポイント1分29秒0950.0666135セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分29秒3190.290103455カルロス・サインツ(Pirelli)マクラーレン1分29秒7650.73681526ダニール・クビアト(Pirelli)トロロッソ・ホンダ1分29秒9110.882111636ミック・シューマッハアルファロメオ1分29秒9980.96972723アレクサンダー・アルボントロロッソ・ホンダ1分30秒0371.008143818ランス・ストロールレーシングポイント1分30秒0491.02035924ダニエル・ティクトゥムレッドブル1分30秒8561.827135108ロマン・グロージャンハース1分30秒9031.874871155フェルナンド・アロンソ(Pirelli)マクラーレン1分31秒0061.977691251ピエトロ・フィッティパルディハース1分31秒2092.18048134ランド・ノリスマクラーレン1分31秒3032.274721445ジャック・エイトケンルノー1分31秒5002.4711031540ニコラス・ラティフィウィリアムズ1分32秒1983.168100