F1イタリアGP予選後の全マシンの重量が発表された。意外だったのは、ルイス・ハミルトンが最軽量でポールポジションを狙ってきたこと。マクラーレンはKERSを搭載しているため、フロントローを獲得しなくても、スタートで順位をあげて燃料戦略でレースを戦えるはずだからだ。または3番手のライコネン(フェラーリ)を警戒しての戦略かもしれない。
そうなると、燃料作戦をとれる4番グリッドのヘイキ・コバライネンが有利となってくる。燃料量を均してみると、パフォーマンスではコバライネンのポテンシャルは良い。5番グリッドのルーベンス・バリチェロの方が良いが、スタートでは断然KERSを搭載したコバライネンが有利であり、レース展開でブラウン勢が遅いクルマに阻まれれば、優勝の可能性も見えてくる。面白い存在が8番グリッドのフェルナンド・アロンソだ。ルノーもイタリアGPではKERSを搭載しており、スタートでブラウン勢の前に出れば、レースの鍵を握る存在になるかもしれない。また上位3台以外は、1ストップが可能な燃料搭載量なのも興味深い。モンツァは、ほぼストレートなサーキットなため、フューエル・エフェクトが小さく、また今回はハード側とソフト側のタイム差も極めて小さい。当然、11位以下のクルマはどれも1ストップが可能な燃料搭載量であり、雨が降りでもしたら、レースはまったく予想できない展開になるだろう。F1 イタリアGP マシン重量グリッドドライバーチームマシン重量予想ピットイン予選タイム1.ルイス・ハミルトンマクラーレン653.5kg16周目1分24秒0662.エイドリアン・スーティルフォース・インディア655kg17周目1分24秒2613.キミ・ライコネンフェラーリ662kg19周目1分24秒5234.ヘイキ・コバライネンマクラーレン683kg28周目1分24秒8455.ルーベンス・バリチェロブラウンGP688.5kg30周目1分25秒0156.ジェンソン・バトンブラウンGP687kg30周目1分25秒0307.ヴィタントニオ・リウッツィフォース・インディア679.5kg26周目1分25秒0438.フェルナンド・アロンソルノー677.5kg25周目1分25秒0729.セバスチャン・ベッテルレッドブル682kg27周目1分25秒18010.マーク・ウェバーレッドブル683kg27周目1分25秒31411.ヤルノ・トゥルーリトヨタ703kg35周目 12.ロマン・グロージャンルノー699.8kg34周目 13.ロバート・クビサBMWザウバー697.5kg33周目 14.ジャンカルロ・フィジケラフェラーリ690kg30周目 15.ニック・ハイドフェルドBMWザウバー697.5kg33周目 16.ティモ・グロックトヨタ709.8kg38周目 17.中嶋一貴ウィリアムズ706.2kg36周目 18.ニコ・ロズベルグウィリアムズ708.6kg37周目 19.セバスチャン・ブエミトロ・ロッソ706kg36周目 20.ハイメ・アルグエルスアリトロ・ロッソ706kg36周目 
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