2018年のF1世界選手権 第9戦 オーストリアGPのフリー走行3回目が6月30日(土)にレッドブル・リンクで行われ、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がコースレコードを更新するタイムを記録してタイムシートのトップに立った。前日は雲に覆われて涼しいコンディションとなったが、土曜日もそれほど変わらず曇り空。気温21.5℃、路面温度32.4℃のドライコンディションで現地時間の12時に60分間のセッションが行われた。
初日のフリー走行から黄色い大型の縁石が問題となっていたが、この日も多くのドライバーが縁石に取り上げてマシンにダメージを負うシーンが見られた。トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、新しい空力パッケージのフロントウイングのエンドプレートを破損させて旧型に戻す事態に。マクラーレンのストフェル・バンドーンもフロントウイングを壊している。フェラーリのキミ・ライコネンもマシンにダメージを負った。セッション後半にはセバスチャン・ベッテルがウルトラソフトで1分04秒159を記録。昨年のポールポジションタイムを上回り、コースレーコードを更新。続いてバルテリ・ボッタスも1分04秒204を記録して昨年のポールタイムを上回った。残り10分の時点でレッドブルのマックス・フェルスタッペンがコース上でストップ。電気系のトラブルのようだ。終了間際にはシャルル・ルクレールがエンジン系の問題を訴えてコース上にマシンを止めている。トップタイムを記録したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。コースレコードをさらに更新し、1分04秒070を記録。2番手には0.029秒というわずかな差でメルセデスのルイス・ハミルトン、3番手にはバルテリ・ボッタスが続いた。“ベスト・オブ・ザ・レスト”の位置はハースがキープ。ロマン・グロージャンが中団チームでは唯一となる1分4秒台のタイムをマークして7番手。チームメイトのケビン・マグヌッセンも8番手に続いてる。トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが新スペックのパワーユニットと新しい空力パッケージを搭載して前日からタイムを更新して12番手タイム、ブレンドン・ハートレーは17番手だった。F1オーストリアGP 予選は、この後22時(現地時間15時)からスタートする。2018年 第9戦 F1オーストリアGP フリー走行3回目順位NoドライバーチームベストタイムGAP周回15セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分04秒070 22244ルイス・ハミルトンメルセデス1分04秒0990.02924377バルテリ・ボッタスメルセデス1分04秒2040.1342447キミ・ライコネンフェラーリ1分04秒4700.40022533マックス・フェルスタッペンレッドブル1分04秒7910.7211463ダニエル・リカルドレッドブル1分04秒8910.8211878ロマン・グロージャンハース1分04秒9160.84617820ケビン・マグヌッセンハース1分05秒0130.94316955カルロス・サインツルノー1分05秒0861.016221016シャルル・ルクレールザウバー1分05秒2191.149251127ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分05秒2281.158191210ピエール・ガスリートロロッソ・ホンダ1分05秒2641.194251331エステバン・オコンフォース・インディア1分05秒4441.374211414フェルナンド・アロンソマクラーレン1分05秒4481.378181511セルジオ・ペレスフォース・インディア1分05秒5021.43224169マーカス・エリクソンザウバー1分05秒6991.629271728ブレンドン・ハートレートロロッソ・ホンダ1分05秒7051.63523182ストフェル・バンドーンマクラーレン1分05秒8371.767161918ランス・ストロールウィリアムズ1分06秒0291.959232035セルゲイ・シロトキンウィリアムズ1分06秒3182.24822
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