F1ハンガリーGP予選後の全マシンの重量が発表された。2年ぶりにポールポジションを獲得したフェルナンド・アロンソ(ルノー)だが、燃料搭載量は他のマシンよりはるかに軽い637.5kgだった。ただし、コース幅のハンガロリンクはオーバーテイクが非常に難しいサーキットであるため、第1スティントを逃げ切り、続くスティントでクリーンなポジションに戻れれば、表彰台の可能性もないわけではないだろう。
マッサのアクシデントによりジェンソン・バトンのQ3にはやや混乱があったが、ベッテルとバトンの燃料差は9.5kgでタイム差は0.9秒。ハンガロリンクでは燃料10kgで約0.38秒差とされているので、今回もレッドブルが優位にあるといえるだろう。注目は4番グリッドからスタートするルイス・ハミルトン。ハンガロリンクは、1コーナーまでの距離は前戦ニュルグルクリンクと比べてわずかに短いくらい。ドイツGPではKERS勢は凄まじいスタートをみせており、ハミルトンだけでなく、コバライネンも前の3台にとっては脅威となるだろう。ただ、オフラインがダーティなため、ラインはある程度決まっている。今回持ち込まれるタイヤは、スーパーソフトとソフトという組み合わせで、タイム差は0.6秒程度。したがって、戦略は2ストップが主流になるだろう。ピットストップ時のロスは20.5秒+静止時間とニュルブルクリンクとほぼ変わらないため、アロンソあたりは3ストップを採る可能性もある。後方には重い燃料のマシンが多数いるため、ピットストップ時にどの位置に出られるかが戦略に関わらずポイントとなる。F1 ハンガリーGP マシン重量グリッドドライバーチームマシン重量予想ピットイン予選タイム1.フェルナンド・アロンソルノー637.5kg11周目1分21秒5692.セバスチャン・ベッテルレッドブル655.0kg19周目1分21秒6073.マーク・ウェバーレッドブル652.0kg18周目1分21秒7414.ルイス・ハミルトンマクラーレン650.5kg17周目1分21秒8395.ニコ・ロズベルグウィリアムズ654.0kg18周目1分21秒8906.ヘイキ・コバライネンマクラーレン655.5kg19周目1分22秒0957.キミ・ライコネンフェラーリ651.5kg17周目1分22秒4688.ジェンソン・バトンブラウンGP664.5kg23周目1分22秒5119.中嶋一貴ウィリアムズ658.0kg22周目1分22秒83510.フェリペ・マッサフェラーリ   11.セバスチャン・ブエミトロ・ロッソ671.5kg27周目 12.ヤルノ・トゥルーリトヨタ671.3kg26周目 13.ルーベンス・バリチェロブラウンGP689.0kg35周目 14.ティモ・グロックトヨタ679.2kg30周目 15.ネルソン・ピケJr.ルノー667.7kg25周目 16.ニック・ハイドフェルドBMWザウバー658.0kg20周目 17.ジャンカルロ・フィジケラフォース・インディア680.5kg31周目 18.エイドリアン・スーティルフォース・インディア683.5kg32周目19.ロバート・クビサBMWザウバー666.0kg24周目 20.ハイメ・アルグエルスアリトロ・ロッソ675.5kg28周目 
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