2017年のF1世界選手権 第19戦 ブラジルグランプリのフリー走行1回目が10日(金)にサンパウロのインテルラゴス・サーキットで行われ、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がコースレコードを更新してトップタイムを記録した。すでにメルセデスとルイス・ハミルトンが両方のタイトルが決定した2017年のF1世界選手権。だが、トップチームは2018年を見据え、中団チームはコンストラクターズ選手権の順位をかけた戦いが続いている。
全長4.309㎞のインテルラゴスはカレンダーで3番目の短さ。標高は800mで、薄い空気がダウンフォースと冷却に影響を及ぼす。ピレリは、昨年よりも1段階軟らかいスーパーソフト(赤)、ソフト(黄)、ミディアム(白)を持ち込んでいる。これまでのコースレコードは、2014年にルーベンス・バリチェロ(フェラーリ)が記録した1分9秒822。高速化した2017年F1マシンでどこまでタイムが更新されるかに注目が集まった。気温24℃、路面温度35.9℃でセッションはスタート。まだトラックが汚れているなか、セバスチャン・ベッテルをはじめ、スピンやコースオフするシーンが多く見られた。開始早々、ブレンドン・ハートレー(トロ・ロッソ)のマシンが白煙を上げてストップ。その後、ピエール・ガスリーにもMGU-Hのトラブルが発生。再びルノーのパワーユニットに信頼性問題が起きている。フリー走行1回目の最速タイムを記録したのはルイス・ハミルトン(メルセデス)。コースレコードを大幅に更新する1分9秒202秒をマークした。2番手にはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が続き、メルセデスが頭一つ抜けた速さをみせちえる。3番手にはキミ・ライコネン(フェラーリ)、4番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、5番手にはダニエル・リカルド(レッドブル)、6番手にはセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とトップ3チームが入り乱れた。マクラーレン・ホンダは、ストフェル・バンドーンが8番手タイム、フェルナンド・アロンソが10番手タイムでセッションを終えた。また、今回のセッションでは、フォース・インディアがGP3チャンピオンのジョージ・ラッセル、ザウバーがF2チャンピンのシャルル・ルクレールを起用。F1チャンピオンのルイス・ハミルトン、WECチャンピオンのブレンドン・ハートレーと4名の今季のチャンピオンが共演を果たした。F1ブラジルGPのフリー走行2回目は、この後25時(現地時間14時)から行われる。2017 第19戦 F1ブラジルグランプリ フリー走行1回目順位Noドライバーチームベストタイム周回144ルイス・ハミルトンメルセデス1分09秒20236277バルテリ・ボッタスメルセデス1分09秒3294337キミ・ライコネンフェラーリ1分09秒74432433マックス・フェルスタッペンレッドブル1分09秒7503153ダニエル・リカルドレッドブル1分09秒8283865セバスチャン・ベッテルフェラーリ1分09秒98432719フェリペ・マッサウィリアムズ1分10秒1022882ストフェル・バンドーンマクラーレン・ホンダ1分10秒40226931エステバン・オコンフォース・インディア1分10秒454361014フェルナンド・アロンソマクラーレン・ホンダ1分10秒476241118ランス・ストロールウィリアムズ1分10秒632421235ジョージ・ラッセルフォース・インディア1分11秒04729138ロマン・グロージャンハース1分11秒188291420ケビン・マグヌッセンハース1分11秒463301527ニコ・ヒュルケンベルグルノー1分11秒608551637カルロス・サインツルノー1分11秒782351737シャルル・ルクレールザウバー1分11秒80232189マーカス・エリクソンザウバー1分11秒898281910ピエール・ガスリートロ・ロッソ1分14秒03452028ブレンドン・ハートレートロ・ロッソ 2
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